中原淳・島村公俊・鈴木英智佳・関根雅泰(2018)『研修開発入門 「研修転移」の理論と実践』ダイヤモンド社
- 研修:組織の掲げる目標のために、仕事現場を離れた場所で、メンバーの学習を組織化し、個人の行動変化・現場の変化を導くこと。
- 研修で学ぶことができ、組織目標達成にポジティブな影響を与えている(=行動変化・現場の変化が起きている)研修にしか価値はない。
- 研修で学んだことの60~90%は、職場で実践されていない(Sackes and Haccoun 2004)。
- 研修転移:研修で学んだことが、仕事の現場で一般化され役立てられ、かつその効果が持続されること。
- 研修転移が駆動するには、トランスポートと類似度(学習内容と類似度が高い状況への転移)が重要。
- 4レベル研修評価:レベル1~2=効果的な研修であるかを評価、レベル3~4=研修の効果を評価。特に行動こそが、研修転移を促す要因として重要。
- 研修転移の促進モデル
- 転移プロセスモデル(Baldwin and Ford 1988):
- インプット:受講者の特徴(能力、性格、意欲)、研修設計(学習原理、一連の流れ、研修内容)、職場環境(支援、使用機会)
- 研修のアウトプット:学習と保持
- 転移の状況:一般化と維持
- 移転マトリックスモデル(Broad and Newstrom 1992):
- 役割者(マネジャー、講師、受講者)と時間(研修前、研修中、研修後)の2軸で転移マトリックスを提示
- 使用度(転移戦略として現在最も使われているものは何か)と影響度(転移戦略として最も影響力があるものは何か)を聞くインタビューで、転移戦略を抽出。
- マネジャーの雰囲気の5段階:抑止的(禁止)、やる気をそぐ(不快)、中立的(無視)、奨励的、要求的。