- 提出物にコメントをつけて返すの経験は3割程度 ⇔ 学生の自律的学習時間との関連の強さは提出物へのコメントが最も効果が大きい。(効果的な教授法の普及率が最も低い。)
- なぜ学習時間が増えないのか?20年間変化なし
- 組織改革は政策誘導で進んだが、教育は教員個人の裁量が未だ大きい。
- 教員の教育にかける時間が十分増えていない。
- 授業と授業外の相互行為を軸とした授業がされていない。
- カリキュラム=学習者に与えられる学習経験の総体=(1)制度化されたカリキュラム(国家・行政)、(2)計画されたカリキュラム(教育課程)(大学・学部・学科)、(3)実施されたカリキュラム(教員)、(4)達成されたカリキュラム(学生)の重層性を持つもの。
- 大学はこれらが独立ししていて、自由に振る舞うことができた=教育改革が学習改革に結びつかなかった。
- なぜ改革は実質化されないか
- 改革のデザインが悪い(キャップ制の幅が大きすぎるなど)
- 学生の合理的履修行動(3年早取り)
- → 単位制度は見直しの時期。成果で測る。
濱中義隆「大学生の学習時間は変化したか」
- 学習時間変化なし。
- アルバイト増加:経済的に厳しい学生の増加ではなく、景気回復・人手不足で、雇用機会増・時給増でアルバイト学生が増えた。(なぜなら週16時間以上バイトは増えてない)。
- 学習時間増には、コメント返却など、教員の負荷の大きい改善が必要。
- ただし、それだけでは疲弊するだけ。授業内容の標準化、開講科目数削減などの組織的改善の推進が必要。
広田照幸「大学教育の分野別質保証と参照基準」
- 国際的にみると、質保証は単一の物差し(同等性)ではなく、比較可能性(comparability)が担保された仕組みであればよい。