- 主体性に関する概念:人はいかに主体性を持つのか=アイデンティティ(同一性)、人はいかに主体性によって行動するのか=動機づけ。
- 動機づけを把握する方法:行動観察、他者評定、自己報告。
- 最も直接的な方法は行動観察と他者評定。
- →調査書は適切な主体性の評価方法。
- アイデンティティの2つの側面:(1)斉一性(現在の自分がまとっている感覚)と連続性(過去から未来へ続いている感覚)、(2)役割実験(理想の自分の定義を他者に対して試して認めてもらう。
- 2つが絡み合うことで全体感情としてのアイデンティティ感覚が形成される。
- 主体性を動機づけと捉えれば、筆記試験の得点にも主体性が反映される。
- 学力:学んだ力と学ぶ力に分類できる(市川 2004)。
- 学んだ力:知識の量、論述力、批判的思考力、問題解決力
- 学ぶ力:学習意欲、学習計画、持続力
- 自己調整学習:学習者が自分の学習プロセスを能動的に調整していくこと(犬塚 2017)。
- 予見、遂行、自己内省の3段階で構成される循環的プロセス。
- 主体性は自己調整学習という観点で捉えることができる。
- サイクル循環で重要なのは、学習方略(認知的方略、メタ認知的方略、リソース管理方略)、課題価値の認知、エフォートフルコントロールの3要因。
- ストレスフルな状況やネガティブな感情が喚起される状況でも自身を制御して学習に取り組むことは主体的な学習の一側面。
- 主体性の問題を考えるには、特性レベル(特定場面・領域を超えた一般的傾向)と領域レベル(分野や領域の内容に即したもの)について考える必要がある。
- 数学では自己調整学習をしても英語では自己調整的でないなど。
- 主体性評価のアプローチ
- 結果に注目 VS プロセスに注目
- 分析的(複数観点で構造化して評価)VS 総合的(緩い構造化で1つの観点で評価)
- 調査書の活用は歴史的には高校が望んだもの。しかし、現場の教員から調査書の積極的利用は望まれていない。
- 調査書が入学選抜に活用されない理由:(1)学校によって評価基準が異なる、(2)同一学校でも教師によって評価基準が異なる、(3)学校差が現存しており相互の比較が困難である、(4)卒業年次によって評価基準が異なる、(5)そぐ長後の学力変化が認められない。
- 組織に属している人の多くは、本業とは別のもう1つの仕事(自分の弱さを隠すこと)に精を出している。
- 発達指向型組織(Deliverately Developmental Organization):組織文化を通じて人々の成長を支援する組織。
- DDOは、ビジネスで成果を上げることと、会社の仕事を通じて人々が成長するという2つの目標が一体化している。どの組織も、一般的な組織における最も基本的な約束事、すなわち私的なことと公的なことは分離すべしという考え方を覆している。
- Developmentは、社員のキャリアの発展ではなく、社員の人間としての発達に注目し、組織を大きくすることより組織をよくすることをまず考える。
- 大人の知性には3つの段階がある。
- 環境順応型知性:重要人物の意向に反しない、好ましいと考える環境に自分を合わせることが、一貫した自我を保つ上で大きな意味を持つ。そのため、情報に対してきわめて敏感でその影響を受けやすい。→集団浅慮になりやすい。
- 自己主導型知性:常に何らかのゴール、目標、基本姿勢、戦略、分析を持っていて、それがコミュニケーションの前提になる。受け入れる情報の選別フィルターを持つが、自分が求めるものや自分の目標・計画に関連が見出せるものだけを選ぶ。そもそもの計画に欠陥があったり、フィルターが重要な情報を排除すると深刻な結果になる。
- 自己変容型知性:フィルターと自分が一体化しておらず、フィルターそのものを客観的に見ることができる。
- ミッションステートメントを掲げる組織は多いが、それを支えるエコシステム(=そうした価値を具体化し、方向付けるための仕組み、慣行、ツール、共通言語)がなければ、望ましい組織文化の推進材料ではなく、空疎はお題目になる。
- DDO組織の実践に共通する5つの要素
- 人の内面の要素を外に引き出す
- 業務を自己改善に結びつける
- 物事の結果ではなく、その結果を生むプロセスに目を向けるよう促す
- 新しい枠組みを生むための用語を使う対話を重視する
- 全ての人が組織全体の背伸びに取り組む
- 組織に蔓延する2つの問題
- 自分に対して他人が抱くイメージをマネジメントするために時間を費やすこと
- 同僚同士の陰口を言うこと