遠田雄志(1994)「窯変・K. ワイク「組織化の社会心理学」第 2 版 : 1」『経営志林』31(2),53-69
組織化の要素:
- 多義的な情報は組織化の引き金となる。
- 多義的なディスプレイに対する意味づけを安定させようとする試みは,通常2人以上の人々の努力からなる。
- 意味づけのほとんどの努力は,,これまでの出来事の解釈と,これまでの出来事と現在の結果とをつなげるもっともらしい歴史記述の解釈からなる。
- 人々の問の相互依存は組織の実質であるが,それは流動的で常に変化している。
- 組織は自らが順応しなければならない事実とみなしている現実を創造するのにかなり関与している。
- 「経験の教訓」に対するアンビバレントなスタンスは,組織が変転する状況に対処するための適応性を保持するのに有効な方法である。
- 組織における事象は,メンバに認知されている濃密で循環的で長い因果の連鎖によってまとめられ制御される。
- 自己規制的な因果の連鎖のネットワークは,2人以上の人々の調整された行動という形で現われる。
- 組織は通常各メンバの(全身全霊でなく)一部のみを利用し,その互換性は部分によって異なる。
- 組織の多くの政策は,意図すると否とにかかわらず,内的効果と外的効果をもっており,それらが正反対に作用することもある。
- 組織にはその傾向においてオープンとクロズおよび懐疑と信頼といったアンビバレンスがある。
- たいていの組織論者は,組織化は目標の達成を促進するためであると仮定している。
- 組織論に出てくる合理性(目的に向かって意図され,計画されること):組織の起源そのものが合理的とは別。
- → 限定合理性(サイモン):人の能力の限界:問題が生じたら簡単で労力を要しないルールを用いて解を求め,可能な限りは近道を行く。