2016/09/23

Hatch, M. (2013) "Technology," Organization Theory, Ch.5


  • Techneはギリシャ語でスキルやアーティストという意味。この章のテクノロジーは専門知識と理解すべき。
  • Modernistは技術が何を生むかを見るが,シンボリック研究は,技術そのものが社会的構築とイナクトメントによってどのように算出されるかに注目する。
  • 技術は,監視とコントロールの手段を提供する。
  • あらゆる組織は固有の専門知を有する:大学の場合は市民になるための教育する技術。(インプットをアウトプットに変換する技術)。
    • 具体的には,苦情の処理,予算策定,レポートの発表なども技術。
    • 大学の場合,教育研究の技術(教室・研究室・事務室)にある技術。
    • これらはさらに,タスクレベルの技術に分けられる(学生参加の技術や試験作成の技術,研究設計やデータ分析の技術,学生募集や入学手続きの技術)。
  • サービスとは,(1)生産と消費が同時に行われる,(2)目に見えない,(3)貯蔵できない特徴がある。
  • 技術の3分類
    • Woodward:技術の複雑性分類
      • 少数一括生産(複雑性小):小SoC,小管理階層,分権的意思決定,有機的組織。大学の教室もここに入る。
      • 大量生産(複雑性中):大SoC,集権的意思決定,機械的組織。製造業など。
      • 連続生産(複雑性大):少数一括生産と同じ。石油精製プラントなど。
    • Thompson:投入・算出の標準化度 × 変換技術の標準化度で分類
      • IO標準化度高・変換技術標準化度高 = Long-linked:Woodwardの連続生産にあたる。
      • IO標準化度低・変換技術標準化度高 = Mediating:銀行が行う貸し手と借り手の間に入る技術にあたる。
      • IO標準化度低・変換技術標準化度低 = Intensive:救急病院や実験研究室の技術にあたる。専門的な技術のコーディネートがもとめら
      • IO標準化度高・変換技術標準化度低 = ?
    • Perrow:仕事の分析容易度(例外が発生したときにどれだけ所与の対処法があるか) × 仕事の変動性(所与の技術でどれだけ例外が発生するか)で分類
      • 分析容易高・変動性低 = Routine技術:事務員の仕事。
      • 分析容易低・変動性低 = Craft技術:美容師の仕事。例外が発生したら対応方法を考案する必要がある。
      • 分析容易高・変動性高 = Engineering技術:会計士の仕事。例外は多いが専門的知識で対応できる。
      • 分析容易低・変動性高 = Non-routine技術:研究者,宇宙飛行士の仕事。
  • ルーチン度と技術の複雑性の関係(Wooedward)
    • 縦軸:ルーチン低→高,横軸:技術複雑性低→高
    • 逆U字のカーブを描く。(アーティスト→職人→製造員→技術者→デザイナー・科学者)。
  • 技術の相互依存性による組織設計(Thompson)
    • pooled task interdependence:アウトプットが各部門の努力の和になっている技術(大学における各学部など)。→ ルールと手続きの標準化によるコーディネーションが必要。
    • sequential task interdependence:Long-linkedと同じ,各部門の連続的な努力がアウトプットになる技術。→ 上に加えて,プランニングとスケジューリングによるコーディネーションが必要。
    • reciprocal task interdependence:アウトプットが相互の情報交換に依存する技術(外科手術など)。→ 上に加えて,相互調整によるコーディネーションが必要。