2016/09/14

井上祐輔・高瀬曜・太田雅晴・川村尚也(2006)「民間非営利組織の制度的環境への適応戦略」『日本社会情報学会第20回全国大会』29-32


  • 非営利組織:制度的環境の影響 > 技術的環境の影響(技術以前にまず制度的環境に適応しなければ存続できない)。
  • 組織・環境関係の理論
    • コンティンジェンシー理論:技術的環境への適合に注目
    • 資源依存理論:他組織依存を減らすために自律性を高めようとする(統合や多角化による自律,依存を認めた上での協調,ロビイングなど依存を上位機関で解決の3戦略)。
    • 新制度派組織論:組織が存続するには,制度的ルールの組み込みが必要(制度的圧力 → 通説として機能)。
      • 制度的ルールは互いに矛盾したり,組み込みが非効率なことがあるので,組織はコアの活動とそれを切り離して保護する。
  • 非営利組織:制度的ルールの対立を利用して,自律性を獲得・維持する。
    • 2つの対立するルールを同時に取り込む → 圧力を相殺できる → ルールを組み込んだ組織構造を内部活動から切り離す(De-coupling)。結果として,ルールを取り込みながら自律性を獲得できる。
経営協議会の過半数は学外者であることというルールを受け入れ,重要事項の決定を協議会で行う。協議会の効率的な運営のために,事務局で一元処理するルーチンをつくる。