2016/09/26

Weick, K. (1976) "Educational Organizations as Loosely Coupled Systems," Administrative Science Quarterly, 21(1), 1-19.


  • 教育活動は,工業品生産よりも農産物生産のモデルでとらえられる。
  • 校長とカウンセラーはある程度結びついているが,お互い独立している。
  • カップリングを考える上で,重要な要素は中核的技術と権威の2つ。
  • 意図と行為は緩やかに結びついているのに(March & Olsen),プランニングに時間をかけすぎ,プラン通りに行動したかを評価して,何も達成されていないと怒るマネジャーは滑稽。(目的と手段も緩やかに結びついている。)
  • 選挙システムは,選ばれたマネジャーが,任期中の個々の問題では反対にあったとしても任期を全うできるというシステム。
  • LCシステムは,環境変化をよりよく捉えるセンサーとなる。一部の要素が,システム全体に影響を与えることなく局所的な調整や修正を行える。これは,優れた問題解決方法を多く開発することにつながる。一部の機能不全も,全体に影響しない。
  • 行為の結果が曖昧であるなら,その行為の意図が,結果の代理となる。教育にはこうした要素がある。(子供がいい絵本を読む結果はわからないが,大人がいいと思う絵本を与えることは,子供にいい影響を与えると正当化される。)
  • LCは従来の研究ではとらえられず,文脈の厚い記述か比較研究で理解される。計画・行動,目的・手段の関係では理解できない。
  • 学校組織がLCになるのは,中核的技術によるもの。