2016/08/29

村尾博(2004)「リッカート型項目データの回帰への使用と通常最小2乗推定量」『青森公立大学経営経済学研究』 9(2),63-79


  • 本来リッカートが提唱した尺度:
    • 測定しようとする量的特性に関連した 20個程度の意見項目を用い,被験者ごとに意見項目の点数を合計ないしは平均化し,それを当該量的特性に関する被験者のスコアとするもの。
    • 実際には合計点を用いることが一般的であるから,「相加評定尺度」や「加算評定尺度」とも言う。
  • 単独の意見項目で測定するリッカート尺度 → リッカート型項目データと呼ぶべき。
  • リッカート式点数化によって得たデータを間隔データとして用いることができるのは,データの散らばりが正規分布の形を反映していると推測できる場合。
  • リッカート型項目データが正規性を持つ場合,最小自乗推定量はBLUEか?
    • 不偏性も一致性も失う。正規性を反映しない場合はさらに深刻。
    • 対処法はダミー化
    • 従属変数に使う場合は,説明変数が適切なら不偏性も一致性も満たすが,回帰の分散が大きくなり推論の精度が下がる。正規性を反映しないなら,順位応答モデルで推定する。