2014/06/24

ガマゲー・D(2012)「大学のための戦略的リーダーシップとプランニング」『高等教育機関の発展 グローバルな視点からのアプローチ』第6章


  • 従来のリーダーは,人格的資質や直感に依存してきたので,高等教育機関内の根本的変化に影響を与えることを期待されてこなかった。
  • それが今では,先取り的,革新的,戦略的であることが求められ,ビジネススタイルのマネジメントの採用が求められている。
  • ハーバード,ケンブリッジ,オックスフォードは,才能やアイディアを獲得するために世界市場で競争している。世界規模で戦略的リーダーを探すという重大な決断をした。
  • プランニング・プロセスで注目すべき点(Gamage 2006):(1)民主的でオープンなマネジメントか,独裁的で閉鎖的なマネジメントか,(2)財政・人的資源面で効率的か浪費的か,(3)組織の目標に対して共通認識や献身を培うか,士気をくじくか,(4)専門組織として発展するか,官僚的な形式主義を強めるか。
  • プランニングが重要である理由:(1)経営機能の連続性の中で第一位にあること,(2)全体の組織に影響する行為であり波及性を持っていること。
  • 戦略的プランニングのプロセスには,戦略的分析,戦略的選択,戦略的実行の3つの概念的段階を含む。
  • プランニングのパースペクティブ
    • プランニング:論理的・合理的・計画的でGoalsとObjectivesを設定する。
    • 論理に基づく修正循環:マネジャーの限定合理性を考慮,選択肢の継続的な比較の中で最高の選択を行う。
    • 政治的:利害グループ間の妥協点で戦略が決まる,取引と交渉を通して組み立てられる。
    • 文化的:マネジャーの経験と組織の歴史・経験を通して選択が行われる。
    • 先見的:戦略の選択は組織のビジョンによって行われる。リーダーは大学の戦略的問題を処理する時や,構成員にそうした未来像を明確に伝達する際に,直観的で革新的な鋭敏さを活用することが求められる。
    • 自然選択的:環境要因などの外的要因による変化が有益であるなら,この要因を保持する選択をする。