Robinsson Cardona-Cano, Esteban López-Zapata, Juan Velez-Ocampo (2024) Leadership styles, collaborative integrative behavior and ambidexterity in university research groups. The Learning Organization, 31 (2), 185–204.
- 大学の研究グループにおいて、リーダーのリーダーシップスタイル、および、チームの協力的・統合的行動が、組織の両利き性(Ambidexterity)にどう影響するのか?
- 組織の両利き性:組織が2つの異なる活動を同時にバランス良く行う能力(具体的には下の2つの学習活動)
- 知の探索(Exploration):リスクを取り、実験・革新を通じて、新しい知識を探究する活動
- 知の深化(Exploitation):既存の知を改良し、効率性を高め、既有知を最大限活用する活動
- コロンビアの大学に所属する研究グループが対象
- 調査目的
- リーダーが示す3つのスタイル(変革型、取引型、自由放任型)が組織の両利き性にどう影響するか?
- メンバー自身の協力的・統合的行動は、組織の両利き性にどう影響するか?
- 分析
- 変革型リーダーシップ(ビジョンで導く)は両利き性を促進するが、取引型・自由放任型は影響しない
- 協力行動(メンバーが相互に助け合い、積極的に情報交換をする)も両利き性を送信する
- 含意
- 研究リーダーに、変革型のスキルを高める研修が必要
- 個人の成果だけでなく、チームとしての成果を評価して奨励する大学の方針や制度の導入が必要
- 変革型のリーダーシップとは?
- メンバーからの尊厳・信頼を集め、ロールモデルとして振る舞うこと
- 魅力的なビジョンを掲げ、仕事に意味とやりがいを与える
- 現状に疑問を投げかけ、メンバーが新しい視点や創造的な方法で取り組めるようにすること
- メンバーの個性やニーズに関心を持ち、コーチングやメンタリングで個人の成長を支援すること