Lei, W., M. H. Alharbi, Z. Yu, M. M. Ariffin, and M. Shutaywi. 2026. “ Governing Laboratory Education in the Post-Pandemic Era: A Multi-Level Governance Framework.” European Journal of Education 61, no. 1: e70430.
- コロナ対応の教育は、オンラインばかりが強調され、実験・実習科目の課題を検討していない
- VR、オンライン実習など局所的な手法や技術の議論ばかり
- 大学組織(=複雑な官僚組織)の中で、実験・実習科目がどう再構築されているかというガバナンスプロセスに注目する
- マルチレベルガバナンスフレームワークを提示
- マルチレベルガバナンス
- ガバナンスを3つの階層と3つのプロセスで説明する
- 階層
- マクロ:国家・システム階層:感染症対策ガイドライン、実験室の安全基準、予算配分、学位認定要件などが決まる
- メゾ:大学組織・制度階層:大学執行部、学部長、実験室主任など、マクロ方針を受けて、キャンパス立ち入り方針、オンライン授業の制度化など、学内ポリシーを作る
- ミクロ:現場・実践階層:教員やTAなど降りてきたルールの中で実際の教育活動をどう成立させるかを実践、検討、交渉する
- プロセス
- 翻訳:上位階層で決まった抽象的ルールが下層に降りる際に、文脈に合わせて解釈・再定義されるプロセス(ガイドラインはどうマニュアルに変換されるか?)
- 相互作用:階層間・階層内アクター間の交渉や衝突(トップの要求に現場の価値観が衝突した際にどう調整されるか?)
- フィードバック:下層の実践や課題が上層に伝わり、次のルール改定や資源配分に至るプロセス
- 危機状況で必要なのは、現場の自律性や規範を尊重しながら相互作用やフィードバックが機能する健全な組織ガバナンスを構築すること