Bauman, G. (2005) "Promoting Organizational Learning in Higher Education to Achieve Equity in Educational Outcomes," New Directions for Higher Education, 131, 23-35.
- 組織学習研究は抽象的なレベルにとどまっているが,ここでは具体的な組織学習を起こすストーリーを示す。(14人のメンバーのプロジェクト)。
- 組織学習を起こす条件
- 新しい考え方を示すこと,
- 既存の考えや実践を疑うことを推奨すること,
- 関係者間で考えを共有したり共同でつくること。
- 学習を起こす起点として,データが重要。
- 学習が活発なグループは,既存の取り組みや現状について疑問を出したり批判することにオープンである。
- また,プロジェクトを終わらせることを目指したり,やることリストに沿って仕事を進めることをしない。こうした進め方は,結果として曖昧な結論しか得られない。結論を急がないことが重要。
- 学習が活発なグループを作るには,アウトサイダーの視点が重要。それを学内で作るには,多様な属性の人で構成する:専門の異なる教員,担当の異なる職員,学生など。
- 情報や知恵,考え方は,データが運んでくる。
- 知識の共有を促進でき,議論の誘発するようなデータの出し方をする。
- データはチームで検討する。IRerが整理して出してしまいがちだが,そうしたことは1,2通りのシナリオ通りになったりするだけで,学習が起こらない。
- 学習が活発なグループは,CoPである。効率的で迅速な仕事の成果は,大きなインパクトを持たずに忘れられる。
- 学内にある既存の各種会議は,ほとんど学習のアプローチをとっていない。
- 組織に学習能力があっても,学習成果を行動に結びつけられるかどうかは,その構成員次第。