金間大介(2022)『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』東洋経済新報社
- 人前でほめないでほしい2つの背景
- 自己肯定感が低い:基本的に自分はダメ、その心理状態のまま人前でほめられると、ダメな自分への大きなプレッシャーになる
- ほめられたことを聞いた他人の中の自分像が変化したり、自分の印象が強くなるのを怖がる
- 自分や他人に不利益な結果を与えられると、自ら選択したことを後悔したり、選択そのものを避ける心理作用が働く
- 恐怖は瞬間的に唐突に訪れるので、とても強く、反射的に自分を支配し、長く確実にその後の人生を支配する
- 自分が属する狭いコミュニティの人達に目立つことが恐怖
- 若者は社会情勢を見て行動を決めているのではなく、昨日今日の自分の周りの空気感が全て
- 就活で好まれる安定した会社=安定したメンタルで働けるという意味
- 若者にとっての社会貢献=貢献する舞台を整えてもらった上での貢献
- 責任を取る誰かがおり、調整や意思決定をしてくれ、その上で自分らしさを発揮するお膳立てをしてもらってからするのが社会貢献、最後に君がいてくれて本当に良かったと言ってもらうもの。
- つまり、社会貢献は、身近な人達からの承認欲求の向かう先
- 他人と比較して自分は何点だと思うか(-5〜+5で評価)
- 実際にはそれほど思いやりがあるとは思えない、それほどリーダーシップがないとも思えない
- (常に上との競争をしてきた帰結か?)
- 支援者と被支援者の関係性がすぐに分かる支援:自分を中心とした、自分のやりがい、そのわかりやすい関係性を求めている
- 頼まれたらやる自分をしっているから、自分は人より優しいという自己評価になる
- 日本の大学生:自分に関する不足感が大きい(ビジネス知識がない、経験がないなど)
- 自分に自信がない・自己肯定感が低いゆえに作動する欲求が、貢献欲求(承認欲求の一種)
- ただ乗り問題
- 日米比較の調査
- 日本人はフリーライド傾向がある
- それを見た他の人は、自分の損を顧みずに報復行為をとる(スパイト行動)
- 協力しないことが怖いことを学習する
- 結果的に日本人は、比較的協力的な行動をとる(本当?)
- モチベーションの源泉には報酬がある(内的と外的)
- アメリカ人=人は与えてもらう時よりも与える時の方が、より強く幸福を感じる
- 日本人=公共財の負担は義務、または、何らかの形で決められたシステムの一種
- 日本人は、ポジティブな共助が苦手
- アメリカ人は、内的報酬を満たすための共助、日本人は他人・隣人が怖いために共助ではなく公助に頼る
- 日本人は見知らぬ人とコミュニケーションを取ることが極端に少ない
- 徹底した自己責任主義が、極端な内向き思考と他者への恐怖心を生んでいる
- 集団の規模が大きいほど、不確実で挑戦的な課題に直面した際、集団の愚に陥りやすい
- いい子の症候群:教わったもの・与えられたものは自分のものではないという認識
- どんなに重要なことを学んでも自分のものではない→就活PRがバイトとサークルになる、これでは自己肯定感は一生上がらない