阿部幸大(2024)『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』光文社
- 英語圏のAW教育に見るアーギュメントの強さ
- 強い動詞を使え:他動詞モデルでは、動詞の強さとアーギュメントの強さは表裏一体
- 受動態を避けろ:誰が誰を排除するのかが文法的に避けられない(ないがしろにされている→排除する)
- Iの積極的使用:自分の主張を出し、その論証に責任を負う
- 先行文献を引用する=他人の意見を引用しない限り、自分のアーギュメントにアカデミックな価値があることを示すことが構造的に不可能
- 論文は常に一種の反論として書かれるため
- 否定と主張のセットがアカデミックな価値を創る上での必須条件
- 人文学の機能の1つは、常識を刷新すること
- 同性愛者は変態→変態理論(Queer理論)問うこと我を使って反撃→常識を覆す
- 論文とは、イントロで飛躍したアーギュメントを提示し、本文の論理的なパラグラフでその飛躍を埋める文章
- 人文系の論文が長い理由=アーギュメントが大きな飛躍を伴うから
- 1パラグラフ・1トピックの法則=本文全体でパラグラフ数とトピック数は一致する
- → パラグラフを作るには、まずトピックから育てる
- ただし、初学者にはトピック(単発のアイディア)をパラグラフに構築するところが難しい
- 1パラグラフで論証可能な規模のトピックであれば、パラグラフになる
- 飛躍のないものは、ファクトとロジック
- パラグラフには、小さな飛躍を伴うトピックセンテンスが書かれ、他の文章は事実と論理だけを書く
- 文献を読んで調べた情報をパラグラフで使う
- 細部を記録しておくことが必要
- 初学者の文章がスカスカになる原因
- パラグラフに使える可能性のあるデータは片っ端からメモする
- パラフレーズは、文章作成の最重要技法
- アーギュメントの提示には、アーギュメントを詳述するパラグラフを1つ用意する
- アーギュメントの真意を伝えるための必要十分な周辺情報・文脈を入れる
- 週ちょうどや視点を変えながら、アーギュメントを何度かパラフレーズする
- 先行研究と違うことを示すのではなく、アーギュメントに価値があることを伝える
- 先行研究の整理に1パラグラフを使い、複数の先行研究が同じことを言っていると述べる
- 複数の先行研究が暗黙のうちに共有している前提を見出し、そこに介入すると宣言する