Gersick, C. (1988) "Time and Transition in Work Teams: Toward a New Model of Group Development," Academy of Management Journal, 31(1), 9-41
- 従来のグループダイナミクス理論:基本的なパターンは同じ,
- 状況の定義,新しいスキルの開発,適切な役割の開発,仕事の遂行(Hare 1976)
- オリエンテーション,不満足,解決,実行,解散(LaCoursiere 1980)
- オリエンテーション,評価,コントロール(Bales and Strodtbeck 1951)
- グループのライフスパンは明らかにしたが,その変化のメカニズム,何がきっかけで変化するか,1つのステージをどの程度継続するかなどのダイナミクスは不明。かつ,クローズシステムを前提にしている。これに対応するのがこの研究。
- コーディングではアドホックなコーディングをせず,スクリプトを何度も読んで何が話され・行われたかの記述にフォーカスする。
- 実際のグループダイナミクス:
- グループ形成,維持,成果の枠組みの見直しが突如行われる。
- これを左右する要因が,タイミングと環境からの影響。
- 初期の活動=ゆっくり,中盤=パラダイムシフトを経験,それでも初期のプランを変えたくない力が働く,変革中にプランの方向性が見直され,終盤で過去の経験の長所と短所が振り返られる。
- ステージの継続時間:
- メンバーが集まる前に確立された条件に依存:仕事への期待,他のメンバーへの期待,置かれた状況,ルーチンの幅。
- なぜ,中盤で変革が起こるのか:(1)誤った情報収集(=限定合理性),(2)アラームクロック効果(期限までにやらないといけないけどできるの?)
- 実践への示唆:
- 初回のミーティングでセットされたマインドが,中盤まで継続する = 初回のミーティングが重要。
- 従来のモデルは混乱期を必須としたが,むしろ初回のミーティングの状況が中盤まで続くことが重要。