杉谷祐美子 第2章 大学評価の展開 第1節 プロセスアウトカム重視の評価
- 出口管理の強化:評価の厳格化 → 評価や管理の対象である知識・技能・態度へ
- 学修成果重視の背景
- 人材養成による国際競争力強化(+学位の国際通用性),市民の基礎教育,米国の学習パラダイム転換
- エバリュエーション=教育プログラム内容の価値判断,アセスメント=学習者の到達度評価
- 評価の原理
- 妥当性:評価対象をどの程度よく測れているか,構成妥当性=現象の背後にある技能や属性を意味する構成概念が,評価しようとしている概念をどの程度適切に測れているか
- 信頼性:安定的に一貫して測れるか
- 公正性:社会集団間の平等性,評価の実施が及ぼす影響を見る結果的妥当性,条件の明確さ,評価基準の公表と承認の原則
- 実行可能性
- アセスメントツール
- 間接・直接 vs 認知(既存)・態度技能(新規)
- 新しいアセスメントツール:大規模継続型学生調査(間接・態度技能),AHELO標準テスト&パフォーマンス評価(直接・態度技能)
- AHELO=一般技能が過度にアメリカ的,記述式問題が難しい,資金不足で短期間実施,最終報告書が複雑でわかりにくい → 関係者の参加,調査の設計・結果の分析にお金と時間がかけられないなら,調査すべきでない。
- ルーブリック:観点は最大でも6-7,尺度は3が最適・最大5。長期的プログラムルーブリック,授業科目ルーブリック,課題評価ルーブリックの3つ。
- カリキュラムは公教育の目標達成のために国が定めるもの,大学の教育課程は教育プログラム。
- 教育プログラム制:教育目標を明確に定めた上で,相応しい科目を解説し,相応しい教員が担当し,学生が主体的にプログラム選択をする制度。
- 全学教育は専門分野別評価に含まれないが,特定部局が編成や実施責任を担う場合は対象としないわけにはいかない。→ 評価対象の組織単位が,(1)学生の受け入れと定員管理に権限と責任を持つ,(2)教員の人事計画・選考に権限と責任を持つ,(3)教育課程の編成権を持つ,(4)教育内容・方法を決定し成績評価・単位認定権を持つ。=制度的には教授会を構成する組織。
- JABEEはアメリカ参照なのでプログラム評価。
- 教育プログラム評価の視点:教育目標の明確化,教育内容の充実,適切な履修コースの設定,適切な教育組織の構成,系統的な授業科目の配置,プログラムに適合した教育方法の採用,成績評価の厳格化,教育成果の保証,プログラムの点検・評価・改善。
鳥居朋子 第2章 大学評価の展開 第6節 内部質保証システムを支えるIR機能
- 外部質保証:プログラムの質の審査・維持・向上のための機関間・機関上位にある制度
- 内部質保証:プログラムの一連の活動に関する質の監視と向上に用いられる大学内部の仕組み
- 基準協会の内部質保証の3評価項目
- 大学の諸活動について点検・評価を行い,その結果の公表で社会への説明責任を果たしているか
- 内部質保証に関するシステムを整備しているか
- 内部質保証システムを適切に機能させているか
- 適切なリサーチクエスチョンから始める(多様な社会経済背景による学士取得経路の違いをリサーチクエスチョンと呼ぶと誤解を招く)
誰向けの本か。