2016/11/11

加藤毅(2016)「大学職員の職務特性と育成環境」『大学研究』42,27-47


  • 大学職員 ≠ 狭い領域に特化したスペシャリスト,= 専門家の力を借りて積極的に協働し,難度の高い問題群の解決や課題群の達成をもたらす総合職
  • 全ての職務の中核的職務特性:技能の多様性,職務の完結性,職務の重要性,自律性,フィードバック(職務設計理論)
  • 重度習熟=4年以上の習熟が必要
  • 専任職員の仕事=定型的作業51%,軽度習熟業務19%,重度習熟業務・新規課題対応各10%。経験を積んでも比率がほとんど変わらない。高度人材にはなれない。
  • 有期職員は軽い業務が80%。成長ややりがいは得にくい。
  • 高度な仕事が与えられれば,情報収集や自己学習などが積極的に行われる。
  • 軽度業務が大いに関わらず,マニュアル化がほとんどされていない。
  • 自己認識としても,仕事は難易度が高くないと考えている。
  • 専門職による高度業務に対しても消極的(財政問題による自主制約か)→ 専門職には依存しないという組織対応
  • プロジェクトも,標準的なプロジェクトマネジメントの枠に沿うものは少ない(スコープ,期間,リソースは事前に定められない)。