- 偏差値の高い大学ほど一般入試比率は高い,偏差値の高い大学ほど退学率は低い,偏差値の高い大学ほど正規就職率は高い,というかなり直観的な仮説を検証する。
- 大学の実力に掲載された,381大学875学部のデータを使用。文系・理工系,国公立・私立に分けて分析。
- 一般入試比率,退学率,正規就職率の3つを従属変数に,偏差値,ST比,充足率,属性ダミー(国公立,東京,京阪神,女子大,宗教系)で回帰する。
- 偏差値は,大学の重要な変数との相関が高く,大学選択の手段として信頼できる指標の1つである。
測定可能な変数だけを見ているので,このような結論になるのは当然。学生の成長を捉える変数を入れなければ,著者が指摘する問題にそもそも切り込めないはずなのに,なぜ相関が明白な変数だけに注目したのかが疑問。