首藤聡一朗(2010)「経営情報システム構築プロセスから生じる組織学習」『麗澤大学紀要』91,89-109
- 経営情報システム構築プロセスそれ自体が組織に対してどのような効果を持ち、その効果をどのようにマネジメントするかという観点からシステム構築のプロセスを整理した議論はまだない。
- 経営情報システム構築を考える際には,そのプロセスが重視されるようになった。
- プロセスを考える際、システムと組織が相互作用を起こしながら進む,事前には予期できない創発的なものとして捉える考え方が出ている。=組織学習を視野にいれる必要性を強調。
- 構築する情報システムと組織の間の整合が重要,その整合のためには組織学習が必要。
- そこで本稿は,経営情報システムが創発的なプロセスに与える影響と,組織学習がもたらす効果の2つに注目して事例分析を行う。
- システム仕様を作る → 現場の暗黙知が記述される → 現場でシステムを作る・知識が横に広がる
- システム仕様を作る → プロセス思考の価値観が広がる。一般論に陥りやすい価値観に比べて,ビジネスプロセスの形で表現された具体的な考え方が伝わりやすい。