2016/01/04

島田達巳・高原康彦(2007)『経営情報システム』日科技連出版社


  • 情報の重要性が認識されるにつれ,情報という視点から経営を捉える主張(サイモン)→ 組織と情報システムに関する状況適応理論(ガルブレイス)=組織を情報システムとして捉える組織設計
    • 不確実性 → 情報処理必要量 → 組織成果
    • 組織形態 → 情報処理能力 → 組織成果 (ガルブレイス・モデル)
    • 不確実性が大きくなると意思決定者と実行部門の間で交換される情報量が増える。これに対処するのは情報処理能力で,それはどのような組織形態をとるかによって決まり,組織成果に影響を与える。
  • 組織とは,特定の目標を持った社会的存在であり,意図的に構造化された活動のシステムで内と外とを識別できる境界を持っている(Daft and Steers 1986)。
  • 組織の構成:人,構造,タスク,技術の4変数
    • コンピュターなどの技術を入れると,構造や人に変化を引き起こしたり,タスクの成果に影響を与える。
  • 組織ダイナミクス:組織の構成要素=組織環境,組織戦略・目標,情報システム,組織構造,組織文化。うち後者3つは内部組織特性。
  • 意思決定は,情報処理プロセスである。:意思決定が求められる問題に関連する情報を処理し,決定という別の情報に変換し,さらに行動へ変換される(宮川 1975)。意思決定に情報が欠かせず,決定は情報の良否に依存するが,優れた意思決定を行うだけでは成果は達成されず,決定を行動に変換するプロセスが十分に機能することが前提。
  • 情報を知識に変換する方法:比較,含意を探る,他との関連を探る,他人の意見を聞く(Davenport 1999)。
  • 情報システムと問題解決プロセス:制限合理性下で,境界を拡大し,決定プロセスの合理性を増大させることが情報システムの役割。
    • 情報収集:DBからの検索・分析
    • 代替案の探索:アイディアの取りまとめ
    • 代替案の選択:統計パッケージ,表計算プログラム,財務管理プログラム
    • 解決策の実行:プロジェクトマネジメントプログラム
    • 状況と結果のモニタ:オンラインDBの利用
    • 5つを通じて,コミュニケーションを提供する。