2016/06/07

村澤昌崇(2016)「日本の高等教育の量的軌跡と政策に関する研究ノート」『21世紀知識基盤社会における大学・大学院改革の具体的方策に関する研究』戦略的研究プロジェクトシリーズ10,17-31


  • 学部設置のイベントヒストリー分析
    • 従属変数は,ある時点における学部の設置のあり・なしダミー
    • 説明変数は,トレンド,県内大学進学者数,一人当たり県民所得,全国と県内の同一専門分野定員,県内同一専門分野シェア,1〜5次の高等教育計画ダミー,設置者,大学威信,専門分野
    • 高等教育計画の効果は,1・2次では抑制的,3〜5次では促進的効果あり。
  • 学位授与数軌跡の混合軌跡モデリング
    • 760大学の傾向を4パターンに縮約,旧帝大と旧官立の格差が95年以降開いているため,競争原理と成果主義がマタイ効果をもたらした。
分析は興味深いが,含意が弱い。政策の効果を検証するという視点は重要なので,ここに注目できればおもしろくなる。