- 国際バカロレア:16-19歳対象のディプロマプログラム
- 10の学習者像:探求する人,知識のある人,考える人,コミュニケーションができる人,信念を持つ人,心を開く人,思いやりのある人,挑戦する人,バランスの取れた人,振り返りができる人
- DPカリキュラム
- 6つの知識:言語と文学(母国語),言語習得(外国語),個人と社会,理科,数学,芸術。うち3-4科目を上級レベル(大学初修レベル)で履修。
- 3つの必修(コア):課題論文(英4000語,日8000字),知識の理論(Theory of Knowledge,哲学に似た科目,知とは何かなどの命題に自分なりの解答をみつける),創造性・活動・奉仕(CAS:Creativity,Action,Service,土日放課後の課外活動,ボランティア等)
- IB試験:年2回5月11月世界一斉実施,日本は3年次11月。論述式試験。(歴史:アフリカまたはアジアで21世紀に誕生した国家を1つ選び,その主要な国内問題とそれらがどの程度解決されたかを論ぜよ)。
- 授業手法は,議論,プレゼン中心。
深堀聡子「米国における高大接続の取組」
- アドバンスト・プレイスメント:大学の一般教育科目相当科目を,高校教員が高校生を対象に提供するプログラム。
- 大学教員が高校や大学で高校生を教えるのは,デュアルエンロールメント。
- APは,一般教育科目を通して学生に身につけさせたい知識や能力について,高校教員と大学教員の間の共通理解形成に寄与するため。
- APは,高校教員と大学教員が共同で開発したCourse Descriptionに基づいて,高校教員がシラバス(指導案)を作成する。
- もともとは優秀生徒向け大学先取りプログラム(1955)→ 幅広い優秀生徒向けプログラムへ。
- AP科目:社会科学(9),自然科学(11),芸術(5)言語・文化(8),英語(2)統合学習(2)の37科目構成。高校での開設には,各科目について担当教員が作成したシラバスと審査書類をカレッジボードへ提出して認定を受ける。シラバスは大学教員がレビューして適切な範囲・水準であることを確認。AP教員への研修もある。
- AP履修生とは,5月のAP試験を受験できる。AP履修記録は積極性の証明,AP成績は学力指標として使える。
- AP受験生は,大学での成績が良いという研究が多数ある。
- ほとんどの州立大学で理事の任期をずらし,時の州知事の意向に沿う理事が理事会の多数を占めることを防止している。
- 理事会は大学の代弁者と州政府の代理者の2つの顔を併せ持つもの。
- 日本国憲法の学問の自由(大学自治の根拠)は,アカデミック・フリーダムに由来。これは,19世紀ドイツに確立したドイツ大学の教授の自由に由来する。
- アメリカは1940年のアカデミック・フリーダムとテニュアの原則の声明が節目,大学教員が持つ3つの自由は,研究と研究発表の自由,教室における教科に関する討議の自由・市民として発言し文書を書く自由,制度的検閲や不当な制裁を受けない自由。
- アカデミック・フリーダムの中核は教員の身分保障。
- 大学自治の本質的要素(バダール):スタッフと学生を選び大学に受け入れる条件を決定する自由,カリキュラムの内容と学位の基準を決定する自由,使用できる資金を異なる使途に割り振る自由。
- バダールの2つの自治:実質的自治=大学が団体として自身の目標とプログラムを決定する権限,手続的自治=大学が団体としてその目標とプログラムを遂行する方法を決定する権限。
- Facultyは専門分野ごとに組織されたデパートメントに属する教員集団=教授会。
- 教授集団の意思決定過程への参加なしに,アカデミック・フリーダムの保障は困難。大学自治の主役は教員集団。