- ヨーロッパで主要なコンピテンシー抽出=学習する力,知識を実践に適用する能力,分析と総合の能力の3つ。(松下)。
- 東北大は20%がAO入学,追跡調査でAO入学者の卒業時成績が良い → 制度拡大を検討。
- 高度教養教育・学生支援機構=6つの素養を大学院までの長期スパンで習得するよう,学年ごとの授業内容の明示をした。
- 1点刻みの入試をやめるためには定員に幅が必要なのと,定員管理の厳格化の矛盾問題。
- 卒業判定基準を作る難しさ:九九はOK,50メートル走のタイムは共通の到達点ある?大学の場合は,各大学の見識の中で具体的な卒業基準をつくるしかないのでは。それか,研究者がモデルを示せ。
- 達成度そのものを評価するのは無理ではないか(教科とは違う)。だから,学生の学習時間,授業評価,将来目標などの基本情報の把握が不可欠。
金子元久「2020年までの課題」
- 学習時間増加への具体的方向は明確でない。シラバスなどの小道具+3Pや参照基準などは整備しつつも,それらは大学教育の現実に直接触れるものではない。
- 教育を専門に限定しないための教育プログラム化問題(=組織問題)が未解決。現行設置基準は学部学科を基本単位としているのも一因。
浦田広朗「18歳人口の変動と高等教育需要」
- 18歳人口の減少は不安であるものの,実際に募集停止・廃止に至った大学が広がっているわけではない。学生が減った分,学費をあげることも可能。
- 過去の18歳人口減少は2回:1966-1976の減少(249万→154万)と1992-現在(205万→85万)。
- 2020年までの減少は緩やか,その後は急減。
- 進学率50%:進学率の高い集団と低い集団が存在し,その中間の値を示している(≠18歳人口の半分が進学)。それが意味することは
- (1)地域間格差(35.1%:72.8%東京),その背景に,大学教育の供給量+大学教育費用負担のための所得水準
- (2)男女間格差(2015時点,男55.4%,女47.4%)。背景に同じく経済負担問題。
- (3)年齢間格差
豊田義博「大学・大学院で学ぶ社会人が倍増する日」
- 社会人大学院は,仕事に関する知識を学んだわけでもなく,処遇も変わらない実態の一方で,個人には仕事により生き生きと取り組んだり,自己申告制度で希望する仕事へ移るなどの自己変容(職業人生における主体性の確立)が起こる。→ 大学院はキャリア自律を促す可能性あり。(← 因果が逆だと思われるが。)
北村友人「高等教育の国際化と域内連携」
- 世界中で域内留学が増えている。
- ASEAN+3が学生の移動に関するガイドライン作成(単位互換と質保証の最低基準提示)。
大崎仁「大学運営のメカニズム第1回 大学の管理と大学自治」
- EUAが2011年に,26カ国の大学自治(組織・財政・人事・教学の自治)の得点表を公表。1位はイギリス。