Tierney, W. (1988) ”Organizational Culture in Higher Education," Journal of Higher Education, 59(1), 2-21.
- 組織文化が,組織内の問題解決に役立つのではという関心が高まる。
- そういう問題よりも,議論の枠組みを提供したい。
- 組織文化が高等教育機関のマネジメントとパフォーマンスを理解する上で,有用なコンセプトであるため。
- 管理者のよくある疑問:何が共有されているのか?ミッション?価値観?
- 計画通りにならなかったり,思いもよらない抵抗があるとよく出る言葉。
- ← 行為と結果は1対1対応でないので,そもそも愚問だが。
- 同じリーダーシップが異なる結果,同じミッションで異なる大学:
- 組織文化 = 自分で張った蜘蛛の巣。
- 組織の複雑化 = コスト増,文脈不明確,資源配分困難
- → 難しい意思決定 ≠ コンフリクト,→ = 目的やアイデンティティに関する感覚の表面化
- 文化の理解は問題解決にならないが,組織を正しく理解する上で不可欠。
- 西洋=戦略プラン,マーケティング,管理統制,日本=終身雇用,集団意思決定,少ない昇進,非公式・暗黙の評価
- 組織文化のフレームワーク:環境,ミッション,社会化,情報,戦略,リーダーシップ ← 実際にこれに沿ってケーススタディ。
- アカデミック文化の密度 ≠ シンボルの多さや適切さ = 社会的なつながり
- ある州立大学の事例:
- 衰退産業地域,労働者階級のための教育,家族的な組織,ボトムアップの意思決定プロセス(参加型意思決定),オープンドア・歩き回るトップ,少ない政治的衝突,
- 学長の決まり文句:2つの意味で重要,(1)組織のミッションがカリキュラムの一貫性を保つ基準となる,(2)構成員が自らのパフォーマンスと自己評価の基準を持つ。
- 解釈戦略:トップが意味を伝達する
- 下位文化,反体制文化,専門分野文化の理解も必要。