2016/10/24

Tierney, W. (1988) ”Organizational Culture in Higher Education," Journal of Higher Education, 59(1), 2-21.

  • 組織文化が,組織内の問題解決に役立つのではという関心が高まる。
    • そういう問題よりも,議論の枠組みを提供したい。
    • 組織文化が高等教育機関のマネジメントとパフォーマンスを理解する上で,有用なコンセプトであるため。
  • 管理者のよくある疑問:何が共有されているのか?ミッション?価値観?
    • 計画通りにならなかったり,思いもよらない抵抗があるとよく出る言葉。
    • ← 行為と結果は1対1対応でないので,そもそも愚問だが。
  • 同じリーダーシップが異なる結果,同じミッションで異なる大学:
    • 源泉は,組織内部の価値観,プロセス,ゴール,文化
  • 組織文化 = 自分で張った蜘蛛の巣。
    • マネジメントの危機の状況で組織文化は表面化する。
  • 組織の複雑化 = コスト増,文脈不明確,資源配分困難
    • → 難しい意思決定 ≠ コンフリクト,→ = 目的やアイデンティティに関する感覚の表面化
  • 文化の理解は問題解決にならないが,組織を正しく理解する上で不可欠。
    • まず文化の構造と要素の理解からはじめる。
  • 西洋=戦略プラン,マーケティング,管理統制,日本=終身雇用,集団意思決定,少ない昇進,非公式・暗黙の評価
  • 組織文化のフレームワーク:環境,ミッション,社会化,情報,戦略,リーダーシップ ← 実際にこれに沿ってケーススタディ。
  • アカデミック文化の密度 ≠ シンボルの多さや適切さ = 社会的なつながり
  • ある州立大学の事例:
    • 衰退産業地域,労働者階級のための教育,家族的な組織,ボトムアップの意思決定プロセス(参加型意思決定),オープンドア・歩き回るトップ,少ない政治的衝突,
    • 学長の決まり文句:2つの意味で重要,(1)組織のミッションがカリキュラムの一貫性を保つ基準となる,(2)構成員が自らのパフォーマンスと自己評価の基準を持つ。
    • 解釈戦略:トップが意味を伝達する
  • 下位文化,反体制文化,専門分野文化の理解も必要。