John, K. (1995) 'A Multimethod Examination of the Benefits and Detriments of Intragroup Conflict," Administrative Science Quarterly, 40(2), 256-282
- グループ内コンフリクトが生産的になるかは,コンフリクトのタイプ,タスクのタイプに応じたグループ構造,タスクの相互性,グループの規範に依存する。
- 関係コンフリクト,タスクコンフリクトは共に,個人のパフォーマンスにマイナス。
- グループのパフォーマンスに対しては,タスクコンフリクトのみマイナス効果あり。
- 非ルーチン仕事では,タスクコンフリクトがプラスになる時がある。
- オープンディスカッションは常にプラスとは限らない。→ コンフリクトとの関係の数や密度を高めることはあっても,個人のコンフリクト対応能力を高めることにつながらない。
- Hackman (1987) のグループパフォーマンス基準:(1)成果が標準以上,(2)個人の仕事能力を高める社会的プロセス,(3)個人の満足度を高める。
- ここで扱うグループ内コンフリクト:(1)関係コンフリクト(個人間の感情に関するもの),(2)タスクコンフリクト(仕事の見方・考え・意見の相違によるもの)。
- 先行研究から仮説を生成。
- 仮説1:関係コンフリクトが高まると,満足,メンバー間のつながり,グループへの残留意思が低くなる。
- 仮説2a:関係コンフリクトは,個人のパフォーマンスを下げる。
- 仮説2b:関係コンフリクトは,グループのパフォーマンスを下げる。
- 他のメンバーからの情報を評価する能力が下がる。
- 他のメンバーのアイディアを取り入れようとしなくなる。
- 貴重な仕事時間がコンフリクトの議論・解決・無視に使われる。
- 仮説3:タスクコンフリクトは,個人の満足,メンバー間のつながり,グループへの残留意思を低くする。
- 仮説4a:タスクが非定常の場合,タスクコンフリクトと個人のパフォーマンスは,Low-Low,High-High,Very High-Moderateの関係がある。
- 仮説4b:同上,グループのパフォーマンス。
- 仮説5a:タスクがルーチンの場合,タスクコンフリクトと個人のパフォーマンスは,Low-Moderate,Moderate-High,High-Lowの関係がある
- 仮説5b:同上,グループのパフォーマンス。
- タスクとコンフリクトの関係は,タスクの相互性とグループの規範の2つに影響される。
- 仮説6a:タスクの相互性が高まると,仮説1の効果が大きくなる。
- 仮説6b:タスクの相互性が高まると,仮説2aの効果が大きくなる。
- 仮説6c:タスクの相互性が高まると,仮説2bの効果が大きくなる。
- 仮説7a:コンフリクトに寛容なグループは,仮説1のコンフリクトのマイナス面を小さくする。
- 仮説7b:コンフリクトに寛容なグループは,仮説2aのコンフリクトのマイナス面を小さくする。
- 仮説7c:コンフリクトに寛容なグループは,仮説2bのコンフリクトのマイナス面を小さくする。
- 運送業633人調査(93%,589人カバー),26部署,79グループ。68管理職にはパフォーマンス調査。リッカートスケール調査票6ページ配付。
- 冒頭の結果を確認。