Petchey, S., Brown, K., & Niebert, K. (2026). Analogies as an overlooked tool for fostering students’ higher-order thinking: insights from graduate teaching assistant training. International Journal for Academic Development, 1–15.
- 高次の思考力の育成ではアナロジーが重要
- アナロジー:なじみのある領域と、なじみのない領域を比較する、人間の基本的な思考パターン
- 抽象的な概念→なじみのある言葉で構成→学生が持つ事前知識・個人経験で学習を構築する
- アナロジーが記憶の定着と応用を助け、学習内容の関連性の認識を高め、傾向・パターン・一般化可能なルールを明らかにする
- アナロジーは、わかりやすい例えではなく、関係性や因果律を深く考えさせる構造的ツールである
- 従来のFDは、マニュアル化された手法やPBLなどばかりが注目され、教員の自律性や専門的判断を奪っていた
- 理系教育は記憶再生型の学習や試験に偏っていた
- スイスの大学の科学教育のTA向けFDプログラムでアナロジーを導入
- 具体的にはFARガイドを使った(Focus, Action, Reflection)
- Focus:その概念の何が抽象的で理解しにくいのかを考える、学生の事前知識を確認し、なじみのあるアナロジーを選ぶ
- Action:学生がそのアナロジーに本当になじみがあるかを確認する、アナロジーとターゲット概念の類似点を議論する
- Reflection:アナロジーがどの程度有用・明確だったかを評価し、改善する
- アナロジーは、インタラクティブな授業へのハードルを下げられる