山中司・坂場大道・増田智香(2025)『探究学習のための「問い」の立て方』朝日出版社
- 総合的な探究の時間は、実社会や実生活における複雑な文脈の中に存在する事象を対象
- 実社会や実生活における複雑な文脈の中に存在する問題をさまざまな角度から傭撤して捉え、考える
- 正解が存在しない課題に対して、最適解や納得解を見いだすことを重視
- 総合的な学習=問題解決を通して自己の生き方を探る
- 総合的な探究=自己のあり方や生き方と切り離せない課題を自分で見つけて解決していく
- 他人事の探究=成果が探究者の生き方に変化をもたらさない
- 探究内容と探究者の関わりが軽視されると他人事探究になる
- 時間の制約から本当に興味を持たない問いを選ばざるを得ない
- → 当事者性と公共性を重視した問いを立てる必要がある
- 初期段階では自分を中心とした研究に取り組むべき、自分がいるところから始める
- 好きなものを探究するより、嫌いなものや苦手なもの、考えなければならないこと、考えずにはいられなことから始めるとよい
- 嫌いなものは、それを広めるのではなく、なぜ嫌いかという視点を持ちやすい
- 体験にもとづいた問いが必要
- 花粉症が辛い→なぜ花粉症になるのか
- 花粉症のせいで入試に失敗した→一発勝負の受験でよいのか
- 体験を書くときは箇条書きではなく文章で総裁を記す
- 日本人は他人に興味を持つことが下手、他人に関心を持っていない振る舞い方をしてしまう傾向がある
- 日本人は、個人の得意な分野・よく知った領域・馴染みのある内容、特定範囲内だけで生活や活動をしてしまいがち
- 問いの公共化
- 操作的定義:人によって指すものが変わるものを、客観的に測定可能なものに置き換える
- 英語が得意な人→TOEIC L&Rで730点以上の人
- 社交的な性格の人→ある性格テストで社交的と分類された人
- チャンクダウン:問いに含まれる複雑な概念や用語を簡単で具体的な言葉に細分化する
- 戦争はなぜ起きるか→人が他者に対して暴力を使うにはどのようなりゆうがあるか
- 人が寺や神社に行く理由はなにか→人はどういう時に祈るのか
- 探究学習に向かない問い
- 規模が大きすぎる:存在とは何か
- 高度な専門性が必要:量子力学によって宇宙をどう説明できるか
- 情報が集めにくい:未知の生物種は地球上に何種類存在するか
- すでに広く受け入れられた答えがある:食事後から入眠までに何時間あけるべきか
- ハウツー:英語を勉強する最適な方法とは
- 調べたことを列挙する:花粉症の原因はなにか
- 調べればすぐにわかる:日本で漢字が使われるようになったのはいつか
- 予想・推測:もしコロナがもう一度起こったらどうなるか