Hasse, R., Hwang, H. & Mormann, H. (2026) Expanding institutional analysis: helping professionals and the reconstruction of academic individuals. Higher Education
- 大学改革は研究者個人をどのように変容させているのか?
- FD専門職のような対人支援専門職は、教員の役割拡大を支援すると同時に、期待値を上げすぎて教員の欠如も明示してしまう
- 専門職が学内で提供するワークショップやコーチング
- 多くの場合、標準化されたフォーマットがある
- → その実践は欠如志向(Deficit orientation)がある
- = 教員=頭で考えてばかり&社会的・感情的スキルに欠ける人
- 専門職は、本来なら問題視されなかったことを対処すべき課題として再定義するという問題自体の創出をする
- 教員は強みを伸ばすよりも欠点を埋めることにエフォートを割くようになる
- 従来の議論は、大学経営の高度化(=官僚制化)と教員の自律性(=同僚性・学問の自由)という二項対立
- → 大学の管理が強くなると、教員はエージェント(歯車)になると考えられてきた
- → 実際は、教員もエンパワーされたメンバーとしての個性を発揮している+管理と矛盾しない・相互に強化している
- FD担当者が自らの存在意義を確保するために、教員の欠如を絶えず創出し、欠如レッテルを貼る機能を果たしている
- 教員は、学術以外も評価されるルーブリックによって、強みを伸ばすよりも穴を埋めて全ての項目でそこそこを目指すメンタリティに陥る危険がある
- これらを、実際に提供されたFDプログラムの文言を分析して、教員がどのように再定義されているかを読み取った