2014/09/15

ピーター・センゲ ほか(2014)『学習する学校』13-16章,英治出版


  • 子どもは大人に成長するためにコミュニティを必要とする。学習する学校も,どこにあってもどんな形でも,その周りで学習を培うコミュニティを必要とする。
  • 「子どもの学習能力は子どもの家族の学習能力と家族が利用できる資源による」→校内に家族資源センター設置。
  • 持続可能性=今日の行動が長期的にどういう意味合いを持つかに気づくこと≒システム思考
  • 問題を突きつけられた親は,専門家になれる。(エンパワーメント)
  • 学校を,社会を大きく変えるための機動力のある媒体,リーダーシップ育成のための実験室ととらえてみよう。
  • 子どもは世界の状態に気づいている:気候変化,資源枯渇,貧富格差,テロ,信頼できない制度など。
  • 子どもは今すぐ変化を生み出す必要があると思っている ⇔ 大人は,子どもはメールとゲームくらいしか気にしていないと思っている → 大人が機会を与えないと子どもは動けない。大人のメンタルモデルが変わらないといけない。
  • 産業のグローバル化(=相互依存)が高まっているのに,その相互依存の姿を理解する能力が育っていない。→ このギャップが増大すると,生活様式の持続可能性は低下する。
  • 伝統的な学校教育が子どもの未来を規定している不均衡について何も触れようとしない時に,子どもはやる気を失う。
  • そのためには明確な目標が必要=イノベーションのための真のエネルギー ⇔ これがないと,過去にあった目標に戻ってしまう(数学の得点など)。
  • これを学校が持つ地域性を尊重しつつ,学校とそこからサービスを受けるコミュニティの人を結ぶつける方法でなされないといけない。
  • グローバスなシステム市民を生み出すための教育は,誰にとってもなじみのあるものでなく,どうすればよいか誰も知らず,カリキュラムもない。→ 教育改革ではなく,教育というプロセスが置かれた文脈を構成し直すことが,共通の目的。
  • システム市民の教育は全ての人に学ぶことを求める。教員もマスターしていないテーマで探究することを誘いかける。
  • 学校は全ての子どもが自分の声を見いだす場所である。
  • 学校を高次のスキルの培養器と考える。システム思考と複雑性についての理解,振り返り,協働と学習パートナーシップの構築,コミュニケーションと聞く力,デザイン思考,自分自身についての感覚や動機づけとセルフコントロール,有効性についての感覚(=システム市民が持つべき思考と相互作用のスキル)→ 大学でなくとも初等教育で育成できる。
  • 振り返りは研修でなく頻繁に行われるべき。