茂住和世(2023)「初年次 PBL のグループ活動で見かける「地蔵」的学生」『高等教育ジャーナル』30, 1-15
- アクティブラーニングを受け入れられない理由
- 楽をして卒業したい
- 心的な問題による配慮が必要
- 講義形式を好む
- 人前で話すことが苦手・面倒
- 参加者同士のコミュニケーション不全
- グループ学習にどのように関わったらよいかがわからない
- 自己肯定感・自己効力感の低さから参加できない
- 地蔵=グループ活動の場に入るが自分から動かない、場を乱すこともしない
- 失敗マンダラの知見
- 学生問題:知識技能不足(思考訓練不足、リーダー技能不足、議論前提知識不足)、目的喪失(不挑戦、他事優先、怠惰、愛着)
- 結果問題:パフォーマンス低下(グループワーク無機能化、成果物水準低下)
- 意図的フリーライドと意図しないフリーライド
- 思考が活性化する前に一部の学生に発言が取られ、思考や活動が止まること
- 参加はしたが貢献した実感が得られにくい
- なぜ課題につまずくのか
- 課題に対する正解を探す(=提案が浮かばず地蔵化する)
- 集団浅慮(=浅い提案にすぐ同意する、結論を優先する)
- 自己周辺化感覚・苦手な人の回避(ガツガツ学生の回避)
- 地蔵化=対人リスク回避
- 自らグループと距離を取る
- 自分が周辺に追いやられる
- 他のメンバーがだんだん中心となることで自分の発言優先度が低くなる感覚
- →いずれも心理的安全性不足に起因する
- 自己原因性の喪失感覚:自分があれこれ試みたところで、それほど大きな有意味な変化をもたらさないだろうとう感覚+チームで話がまとまりかける・プレゼンまで時間がない→地蔵化