2011/03/01

中田亨(2011)『事務ミスをナメるな!』光文社新書499


  • 人間は能力の副作用でミスをする:(1)人間は情報に乱れや誤りがあっても即座に取り除けるため,細かい異常(誤字等)が発見できなくなる,(2)不十分な情報だけで短時間で決断できる(群馬の県庁所在地はタカサキかタカザキか?),(3)繰り返しで上達した作業では,思い込みミスが生じる。企業のミス対策は,個人の能力ではなく職場の体制改革で対応する。
  • ミスの解決は6つの面で考える:(1)しなくてすむ方法を考える(FAXからメールへ),(2)手順を改良する(FAXは2人で送る),(3)道具や装置を改良・取り替える(大画面つき最新型FAXを使う),(4)やり直しが効くようにする(1頁だけ送り相手に着信を確認後リダイヤルで送信),(5)致命傷にならない備えを講じる(文面が第三者に意味不明にする),(6)問題を逆手にとる(すべて書留速達郵便に変える)。
  • ミス防止の主役は,作業確実実行力から異常検知力に移っている。