酒井穣(2008)『はじめての課長の教科書』ディスカヴァートェンティワン
- 課長の仕事で最も大事な仕事は、部下のモチベーションを管理すること。そのためには、部下一人一人を徹底的に熟知すること。
- 会社組織の基本はピラミッド型で、経営者は戦略の策定と実施、中間管理職は例外の処理、末端社員はルーティンワークを行うのがそれぞれの担当。
- 中間管理職は、現場からの重要な情報を引き上げ、経営者が描くビジョンにつなげるために知恵を絞る。これがミドルアップダウンの仕事。
- 部下の失敗は課長の失敗。課長は、部下を守ることが仕事。
- ほめるときは人前でほめる、しかるときは人陰でしかる。しかり方は、事実関係を確認する、問題に至った原因を究明させる、部下が気づかなければ直接原因を伝えてしかる、感情のフォローアップをする、の4フェーズで行う
- 予算管理の数値目標はどううまくやっても形骸化する。経営層は企業の成長と人事評価がリンクしている、課長は予算達成と人事評価がリンクしている、両者の利害のポイントが違うので調整が必ず難航する。
- 政治とは、権力に関係し、利害が対立する場所で自分に有利な結果を生み出すことを言う。政治力は課長が持つべき力。政治力を付けるには、(1)キーマンを知り、その権力範囲を知る、(2)自らがキーマンにとって有用な人材になる、(3)至る所で政敵をほめる、を行う。
- 能力の低い社員でもできる仕事を見つけて与えることが課長の仕事、エースは自由にしておく方がよい。
- 誰かに監視されていたら決してやらないことは、はじめからしない。
- 昇進させる部下は本物を昇進させる。本物は、会社全体の利害を考えて会社を成長させることができる人物を言う。本物が生意気な場合は、協調性を教えるのも課長の仕事。
- テレビより本を読むと伸びる理由は、他人が文章に圧縮した情報を脳内で解凍して再生する能力(想像力)が鍛えられるから。