2009/01/25

北川文美(2005)「高等教育機関の財政経営と管理:イングランド」国立大学財務・経営センター『大学経営危機への対処』

  • イングランドには131の高等教育機関があり、そのうちわけは、大学が77、総合高等教育カレッジが14、専門的高等教育カレッジが40である。
  • 学部の年間授業料は、上限1100ポンドフルタイムの学生のうち43%は学費を全額免除、16%は部分的に学費を負担、41%が学費の上限額を納入(2001-2002年)、留学生に対しては学費を自由に設定可能
  • 政府は高等教育機関と直接の関係は有さず、中間的機関であるHEFCEに対し政策目標を設定し、資金を提供する。
  • HEFCEは政府から切り離された公的組織で、その役割は、(1)大臣やその他関係機関から提供された教育と研究の実施のための資金の管理、(2)イングランドの高等教育の資金的ニーズに関して大臣に助言を与える、(3)HEFCEから資金を受ける高等教育機関と継続教育カレッジにおける教育の質の評価のための対策を保証する
  • 質の評価はQAAが行う。2001年までに、科目レベルにおける総合的なレビュープログラムが行われ、イングランドのすべての高等教育機関におけるすべての主要な科目はカバーされた。今はより軽いアプローチに移行中。
管理と運営
  • 高等教育機関の長としての役職。名称は、歴史や伝統を反映し、各高等教育機関の間で異なる。呼び方はPrincipal, director, vice-chancellor, master, provost, rectorもしくは単に最高責任者(chief executive)であることもある。
  • 運営責任グループ 通常、高等教育機関の長と、学事・行政的機能に責任を持つシニア・マネジャーからなる。