Rose, A., Dee, J. and Leisyte, L. (2020) "Organizational learning through projects: a case of a German university" Learning Organization, 27(2), 85-99
- Project-based organizing:プロジェクトを通じた組織学習
- 長所:メンバーが校時の学習にコミットする
- 短所:知識の活用がプロジェクト内にとどまる
- →PBO研究は知識の転移メカニズムに注目してきた
- ←知識が形式化されている前提
- →暗黙知や意味の多様性のある知識では困難
- Social learning practices:知識は実践を通して作られる社会的活動であり、それが組織学習である
- 研究目的:知識転移とSLPがPBOをいかに方向付けるかを検討する
- 事例:全学から教職員が集まる短期プロジェクト
- RQ:プロジェクト内でどのように学習が生じたか、プロジェクト学習はどの程度知識転移を促進したのか阻害したのか、プロジェクト学習はどの程度社会学習実践を促進したのか阻害したのか
- 理論貢献:(1)社会学習実践を通して、暗黙知が組織全体に共有されることを示した、(2)知識転移と社会学習実践は補完的だったり敵対的だったりすることを示した、(3)伝統的な機能別組織の片手間で行われるプロジェクトを考察する点(既存研究はあらゆる仕事がプロジェクトを想定、そのためプロジェクト後のレビューなど公式機能に注目、本稿は非公式・アドホックな転移に注目)
- 4iフレームワークで参与観察事例を分析
- Intuition
- 学習は基本的に暗黙的で、プロジェクトミーティング中の、新しい教育に関する議論の中で生じる
- 参加者はプロジェクトに参加していなかったら得られなかった見方を得られたと言っている。
- 参加者は専門分野ごとの文化や見方も学んだと言う。
- Iterpretation
- 主に若手中堅教員のグループで生じる
- 多様な方法で議論することで考えが共有された
- なぜ集団学習が強いのか;若手はプロジェクト雇用の教員だから
- Integration
- 専門の異なるメンバー間の共同作業が増えることで、統合が進む
- ナラティブがプロジェクト内で生かされるかは参加者による。
- Institutionalization
- プロジェクトの成果を踏まえて、大学が研究領域にInclusionを入れた。
- Incusion志向の教育を表彰に加えた
- 課題は教師教育が専門分野間で未だ分断されていること。