西村拓生・藤本夕衣・松浦良充 (2014)「「高等」教育とはなにか」『近代教育フォーラム』23,259-267
- 機能主義:大学の知的活動、特にその教育・学習について、「社会」からの「ニーズ」に効率的に応答してはたらくという「機能」性を第一義的に重視する傾向、あるいはその捉え方を「機能」に還元して論ずる姿勢
- 20世紀アメリカ高等教育に見られるもの→日本はアメリカの高等教育から強い影響を受けた
- ニーズに対応することが問題ではなく、無批判に応じて翻弄されることが問題。
- 大学が社会との関係をつなぎなおすには、大学が大切にする価値とそれを実現する組織・知的活動を自ら再生産する仕組みを作る必要がある。→さまざまな教育段階の教師を算出すること。
- 高等教育の多義性:
- 段階:初等・中等→高等
- 価値:よりすぐれた・より高度な教育
- 範囲:成人教育を含む多様で広い教育
- 高等教育という概念はアメリカ独自の用語で1860年代後半から使われるようになった(天野 2013)。
- ハッチンズ:教育を軸に大学の統合を図ろうと試みた
- 大学の知的再生産を重視しながら、研究に教育を関連付けた
- ⇔現在のFDは機能主義の授業観に基づき、知的再生産機能の失望である。