2020/01/05

保城広至(2017)「社会科学と歴史学の統合の可能性」『組織科学』51(2),4-13


  • 社会科学は過去を扱う学問である:歴史学から学べることは多い。
  • 社会科学と歴史学の違い
    • 社会科学:社会現象に何らかの類似したパターンを見出す法則定立的学問(nomothetic)。因果関係を解明することが説明。演繹中心。
    • 歴史学:特殊かつ1回限りの現象に注目して緻密な分析を行う個性記述的学問(idiographic)。ある現象が何であるか,通説と異なる新事実を明らかにすることも説明。帰納中心。
  • 厳密な演繹・帰納は分けられない:データや資料の解釈に主観が避けられないため。
  • アブダクション:批判に十分耐えられる説得的で実証的な仮説ができるまで,資料と作業仮説の間を往復すること。