広島大学高等教育研究開発センター(2012)「諸外国の大学の教学ガバナンスに関する調査研究」米国
- ガバナンスの中核はBoT,最終意思決定権保有,学外者による構成
- Lay control = HEは公共の目的に寄与する存在 ← そのチェックは市民が行う
- 外部の視点をガバナンスに持ち込む仕組み
- AGBによる理事会の責任と役割
- 大学の使命の策定,普及,刷新
- 執行責任者の選任
- 執行責任者の支援と定期的評価,執行責任者の報酬の決定・見直し
- 戦略的計画実行の執行責任者への委任,その過程への関与,戦略的計画の承認,その進捗管理
- 財政の健全性の確保,資産の維持・保全,資金調達・慈善事業への直接的関与
- 教育の質の確保
- 大学自治と学問の自由の維持・確保
- 大学の方針とその実行の適切性の確認
- 経営幹部と協力し,定期的に大学の支援者と協働
- 理事会業務を正確かつ適切に透明性を確保しながら実行:理事会のガバナンスの方針とその実行の普及・浸透:理事会とその委員会,理事のパフォーマンスの評価
- 一方で,多くの権限を学長移譲
- 構成人数11〜30名,選挙か指名で選出,5〜10の常設委員会(財務・学術・施設用地・執行・人事・監査),2ヶ月1回の理事会開催,時差任命による個別影響回避,平均任期3.5〜5.5年
- 私立では理事に寄付が期待される=人数が多くなる&理事の多くは企業人・裕福な卒業生
- 学長・Provost,公募任命,内部昇格ほとんどない(全米平均で28%)
- 外部者のメリット:新鮮な発想,改革推進,しがらみのなさ
- 内部者のメリット:文脈や伝統の把握
- 学長選考は,サーチ会社を使って理事会が独立して行う
- 選考委員会の外に,副学長,学部長,教員,学生を入れた諮問委員会を置く場合もある。
- カリキュラム改定
- 科目新設・変更:全学委員会でチェック
- 学科へ発案,学科のカリ委でチェック,部局委員会・部局長チェックを経て全学委員会へ
- チェック内容は,他の科目との重複,単位相当の学習量確保,シーケンスの適切性など=外枠チェック中心
- 評議会:日本の教授会とは異なる
- 意思決定は共同で行う,教員の決定は最終決定ではない
- 全学的な組織で議論