PBLには有用な点があり、(1)PBLで学んだ学生は自校を高く評価する、(2)課題に対する学習者の内的な興味をかきたてる、(3)自主学習に必要なスキル修得に役立つ、(4)PBLで培われた自主学習スキルは10年以上保持される、等である。また、PBLが特に有効な学生もおり、女子学生、中高年者、入試成績の高い学生、社会的マイノリティとされる家庭で育った学生、に有効と考えられている。
一方で、PBLのマイナス面があることも見なければならない。これがあるから、米国での普及度も高くならないと考えられる。
- 学生はどの情報が有用か、関連があるかを判断する能力に乏しく、調べすぎたり、ほとんど調べられなかったりする
- 教員の時間とパワーを消費する
- 教室、コンピュータ、図書等いろいろな資源が必要
- 学習目標が明確に示されないため、学生は隠されたテーマを探さなくてはならない
- 文脈の中で学んだ概念を一般化することは、学生にはむずかしい
- 多様な背景を持つ学生の中には、PBLに求められる文脈を経験上持たないものがいる