2020/10/14

濱中淳子(2020)「入試改革の迷走」『教育学研究』87(2),14--26

  •  今回の改革の特徴:逆流効果とい 名の教育的配慮と未来志向
  • 理解が深い専門家ほど逆流効果の問題点がわかり、改革に尻込みする ⇔ 素人は未来を根拠に改革案を出すため批判されにくい → 素人に優しい改革論議
  • 研究者側の問題
    • 反論の余地を残す主張:
      • センター試験は良問 ⇔ 設問文だけで答えが導き出せる『基礎的な知識及び技能』に偏った出題がいまだに改善されていない ← センター試験批判の決定打を出せていない
      • 格差問題:民間試験受験料はバイトで工面可能、格差を問題にするなら進学後の学費の方がはるかに深刻な問題
    • 不十分な実態把握:エビデンスが偏っている、改革にマジョリティが何を指示しているかのデータがない、改革推進派を思いとどまらせるデータを示していない
    • 未来を描かない論法:研究者はエビデンス(過去のデータ)志向、未来志向は危ういが、十分に答えていない(未来派も、未来の教室、APU、N高に注目、探究学習に関心)