2014/02/11

和田秀樹(2013)『医学部の大罪』ディスカヴァー提書113


  • 医学部には,教育・研究・臨床の3つの役割があるが,そのどれもだめな点が問題。これは,特に次の点が深刻。
    1. 社会的に総合医が求められいてるにも関わらず,研究領域は細分化され,内科でも肝臓しかわからないという研究をしている
    2. 製薬会社からの研究費がなければ研究できないため,薬の過剰投与が起こり,逆に健康を害している
    3. 平均値に過ぎない正常値にとらわれすぎ,患者の生活を見ない医療を行う
    4. これらの循環で,医療がだめでも細かい研究論文が多い人が教授になる
これ以外にも,心の時代に精神科が増えない,日本はガンが深刻なのに欧米の研究追随で心筋梗塞ばかり研究する,製薬会社が治験場所を選ぶ問題なども指摘するが,長々と書かれる問題の多くは,上の4点に集約されると思われる。