2012/03/30

鈴木淳子(2002)『調査的面接の技法』ナカニシヤ出版


  • 質的調査では信頼性ではなく信憑性(Credibility)を追求する。作業・分析・発見などについてできるだけ詳しく記述する分厚い記述(Thick description)によって,調査を透明化し一貫性を示す。
  • トライアンギュレーションは,調査の信頼性や妥当性を高めるための方法。データ(同じ事象について,対象者・地域・時期などを変える),調査者(複数人の調査者で調査),理論(一つのデータを複数の視点・仮説で解釈),調査法(一つの問題を複数の調査法で調査)の4つのトライアンギュレーションがある。
  • インフォーマントに「あなた」と呼ぶのは失礼,「〜さん」と呼ぶ方が良い。特に外国人の場合は効果的。
  • 面接者は,インフォーマントから,親しみやすさ,社会的望ましさ(知性・誠実性・信頼性・道徳性),力本性(外向性・積極性・社交性など)の3つの次元で評価されている。
インタビューを用いて修論を書く人には必読の文献だが,テキストに指定するには細かすぎる。