- はりのある緊張感の中でこそ,教職員の目的意識や連帯感が高まる。明確な目的意識と向上心のないところに創意工夫は生まれない。
- 日本の学校教育の画一性の正体は,教育現場の活力を十分に引き出せない学校運営や教育行政の仕組み。集権的な組織が行き詰まる理由は,現場に即した創意工夫を行う自由度が低く,積極的にアイディアを生み実行していく前向きの意欲をそぐこと。
- ただし,学校現場に任せればうまくいくものでもない。だらだらやっても真剣にやっても成果が問われないのであれば,現場重視の分権型の仕組みは創造的で前向きな組織風土につながらず,後ろ向きで仲間内の既得権が優先される。
- そこで重要なのはアカウンタビリティ,すなわち,受益者に対して自らのサービスの具体的な成果に関し,きちんと説明して正当化することができなければならないこと。結果責任のこと。
- 県実に情とアカウンタビリティをセットで行う。これが,競争を生み,質の向上を生む。
- アカウンタビリティを問う仕組みとは,教育成果に関する情報提供の仕組みと,それに基づく学校選択・教育選択の仕組みがセットになったもの。
- その上で,学習指導要領の最低基準化が重要。現行は,最低基準でもありながら,上限規制にもなっている。上限規制を外し,最低基準を強化することで,個性を伸ばす人材育成が可能になる。
学校は勉強するところであり,耳障りのよいトレンディーなゆとり教育論を,科学的根拠が乏しく,努力しない教師を正当化する施策として批判する。勉強否定論を批判し,諸外国が勉強の強化で国力の向上を図ることを述べる。