2008/11/18

Beasley, J. (1995) "Determining Teaching and Research Efficiencies," Journal of Operational Research Society, vol.46, pp.441-452.

本稿は、英国の化学系・物理系の学部55大学について、研究活動と教育活動の効率性を計測し評価した実証研究である。
産出指標は、学部学生数、修士学生数、博士学生数、研究費、S評価ダミー、A+評価ダミー、A評価ダミー、A-評価ダミーの8つ。投入指標は一般経費、施設設備費、研究費の3つ。研究費はだぶっている。このようなデータでよいものかどうかが疑問であるが、判断基準がないためわからない。これらから各学部の効率性ekを計測する。

ek = [Σ(i=1~8)uiyik]/[Σ(j=1~3)vjxjk], k = 1, ... , 55

where 0 ≦ ek ≦ 1,
max ep,
s.t. ui ≧ ε, for i = 1, ... ,8,
vj ≧ ε, j = 1, 2, 3

本稿の分析のポイントは現実的に不可分な教育と研究の割合をqというパラメータで分離する点である。詳細な計算は省略するものの2n+14の変数を2n+16の制約条件を用いて推定することになる。
本稿には、実際に使用したデータが掲載されており、検算をするにはちょうどよい。また、非線形最適化問題を計算するソフトウェアGINOというものが紹介されている。どうせクソWindowsのソフトだと思うが、DEAで非線形モデルの収束計算にどのようなアルゴリズムを用いているのかわからなかったので、調べてみる価値はある。