2008/11/14

Astin, A. (1991) "A Conceptual Model for Assessment," in Assessment for Excellence, ch.2, pp.16-37.

初期値の違いを考慮せずに結果の評価のみに注目することは偏りが出てしまう。そのため評価には、初期値、教育的関与、成果の3点を常に把握する必要がある。すなわち、初期値をコントロールした上で学習環境の違いが学習成果に与えた効果を見なければならない。

そのための分析手法にはいくつかタイプがあり、次のようである。
  • 実験グループと対照グループを作って比較をする方法。しかし実験台にされたという事実が参加者へ与える影響が無視できない。
  • 既存のグループと実験グループを作って比較する方法。
  • 学習成果のみを評価する方法(統一テストなど)
  • 学習環境と学習成果を評価する方法(学部別の退学率をとる、学校別の成績をとる)
  • 初期値と学習成果を評価する方法(追跡調査のような形)
  • 学習環境のみを評価する方法(授業評価アンケートなど、教授法・教室・教材の評価)
思った以上に当たり前のことが書かれているが、導入としては重要なところなのだろう。