2008/08/03

上杉道世(2008)「トータルプランで職員を変える」IDE No.501

 本稿は、東京大学の事務局長であった人物による、同大学の事務職員改革に関する紹介である。  興味深い点は、職員組織の改革では、「全ての課題を一気に示して、同時並行で改革する」という点である。これが、トータルプランという意味であろう。 人事
  • 定員管理方式から、人件費管理方式へ
  • 統一試験に加え、独自採用試験実施
  • 非常勤職員の選考採用
  • 大学職員キャリアガイドを作成、将来の希望を書かせる
  • 研修は、課題発見解決型
  • 若手に新人の採用面接と初任者研修、メンターをさせる
  • 幹部職員は学内公募制、論文と面接と業務実勢で判定
  • 目標管理方式評価は現在試行中
組織
  • 部・課をやめ、全てグループ制
  • そのため、決済は立案責任者と承認責任者の2つだけ
  • 従来の役職呼称は処遇上残すが、給与体系とは切り離す
業務
  • 学内から業務改善案を募集、収益なものを実施し、優秀な取り組みは学長表彰
  • 幹部職員行動指針、新人職員応援ブックの制作
 大変興味深い取り組みであり、改革はスタートが大事だということが言える。はじめに、問題を全て出して、徐々に全体を変えるやり方は、多くの組織が参考にできると考えられる。