- 内的条件:開放性と柔軟性、独立と自主性、真理の探究
- 外的条件:危機と競争
- 整然とした組織はたいていホットグループを窒息させる。
2009/11/30
「ホット・グループが生み出す創意と組織活力」DHBR, 1996
2009/11/29
IDE, No.515, 2009/11, 「学習させる」大学
- 学習時間の増加のカギは学生をいかに授業に巻き込むか(経験した授業形態と学習時間の変化・東大調査)
- 多くの子供にとって理科はおもしろいけれど勉強する意義がわからない教科(小中学校教育課程実施状況調査)
- ICU、アカデミックプランニング・エッセイを在学中5回提出
2009/11/27
EU-Denmark: The flip-side of quality assurance
Evaluation is forward-looking, inspiring change
Accreditation is backward looking
http://www.universityworldnews.com/article.php?story=20091127125452132
Accreditation is backward looking
http://www.universityworldnews.com/article.php?story=20091127125452132
2009/11/26
吉川徹(2009)『学歴分断社会』ちくま新書
本書は、今日の社会の様々な場面で発生している格差の源泉に、学歴の差が存在することを主張するものである。
- 現代は、高い学歴水準にある親たちがいるにもかかわらず、18歳の進路選択時に2人に1人が大学短大進学を希望していない。昭和の日本人を駆動した子供は親より学歴が高くなると言う学歴や受験に対する心構えが、現在では失われている親子がいるということ。
- 日本の社会では、大学側の門戸の広さ、少子化による18歳人口の漸減、大卒者を受け入れる雇用数、高校生の進学希望、親の進学希望など、どの要素をとっても、進学率50%あたりで均衡するように作用している。
- 子供の学校教育に熱心な親をつくるために、まず親が学校教育を受け直しましょうという政策提言は笑い話?
- 人生のスタートラインにあるものの中で最も注目すべきなのは、親の職業や経済力ではなく、親の学歴という発想。
- 学歴が地位の本体として親子をつなぐ。日本社会で学歴にの働きが際立っているのは、(1)欧米のような職業に基づく階級区分がない、(2)大卒層と非大卒層を分ける学歴分断社会が長く続き、その分断線が子供の教育の影響し始めている、(3)雇用の流動化で職業の階級としての重みがなくなってきているため。
- 中高生の多くは、将来の見通しを立てられないと考えており、就きたい職業の具体的イメージを持っていない。確実に見通せるのは、数年先のどのような学歴を得るかというところまで。また、自分の親について職業や収入をあまり知っておらず、出身階層を自覚できていないが、親の学歴だけは知っている。
- 近年の教育格差現象の主成分は、大卒再生産を目指す大卒の父母の数が大都市部で増えてきたこと。お受験を目指す親の大多数は大卒で、非大卒のリスクを減らす戦略。
- 親が大卒であれば子供の大学進学を願い、親が高卒層であれば子供が高卒であってもかまわないと考える。こうした過程の進路選択が集積した結果、社会の真ん中に学歴分断線が引かれ、世代から世代へ受け継がれていく社会に直面している。これは、良いか悪いかではなく、日本社会の実像。
- 高校生の多くは、20代までしか見通しを持っていないため、自分の将来に保証のない投資としての大学進学より、高卒学歴の人生が不利だと思っていない。しかし、30〜40代の大卒のメリットは明瞭。高卒は不安定な人生を強いられる傾向が強い。高卒の親世代は、それでも早く社会に出て技能を身につけることで生活できたため、我が子も同様に生活できるはずだと考えてしまう。
- 高卒の利点は、大卒者が在学中に仕事上の技能を磨き、地位を上げること。自分探しに使ったり、アルバイトをするなど、ハイリスク。
2009/11/18
船曳建夫(2005)『大学のエスノグラフィティ』有斐閣
本書は、東大教授が大学教員の生態とそれを取り巻く組織や制度について語ったものである。2005年に書かれたものとは思えないほど、ゆったりとした旧来型の大学教員像が描かれている。これは、ある個別の事例なのか、大学教員像として一般化できるのか、むずかしいところ。ただ、こうした職業生活にあこがれて大学教員を目指した者、目指している者は多いだろう。
2009/11/17
芹沢一也・荻上チキ・飯田泰之・岡田靖・赤木智弘・湯浅誠(2009)『経済成長って何で必要なんだろう?』光文社
本書は、評論家による日本の社会問題、特に労働問題に関する意見をまとめたものである。経済成長の必要性を率直に示した点は評価できるが、本書は全体的に社会の問題を評論家がさまざまなレトリックで説明する言葉遊びに終始しており、示唆に富むものではない。評論者の個人的な満足を高めるための議論と言えよう。
- 若者論の多くは、だらしない若者に対する説教であり、まるで彼らが自分自身の環境をすべて自分で決定できるかのように、彼らが心を入れ替えさえすれば問題が解決するかのように論じている。
- 日本の公共事業は、ある段階からお金を配る手段としての公共事業に切り替わってしまった。
- 経済学者は、個人の直面する問題解決は個人問題と思っている。しかし、公害問題は社会的問題だから社会的に解決しないといけない。
- 電話の取り方一つもOJTで行うなら、OJTの機会がない人はいくつになっても電話の取り方がわからないまま。
- 平均的に生産性は2%程度で伸びていく。作るモノの量が一定であれば、2%の人がいらなくなっていく。実質で年2%以上成長しないとどこかにしわ寄せが行く。
- 日本は、社会保障システム全体が、正社員をベースに作られている。会社による福祉を前提としていたのに、非正規という働き方が生まれた状況に国が追いついていない。
- 企業福祉、家族福祉、公的福祉のうち、前の2つがしぼんで隙間が目立つようになってきた。
- 企業活動は富を拡大するため、富の分配は政府が行う、という役割分担が重要。
- 均等待遇を実現するには、生活の支出を下げる必要がある。子供の学費を払う前提を壊さないと、山型賃金は壊れない。
- 日本は正社員への優遇、補助金が大きい。退職金の所得税。
- 教育以外はお金で代替すべき。子供は自分の教育水準を自発的に選択することができないので、教育クーポンを出す、手当を払うなどが必要。
2009/11/16
吉本佳生(2008)『クルマは家電量販店で買え!』ダイヤモンド社
- ランチは混むからこそ稼働率が上がり、安くておいしくなる。
- 高学歴は能力の高さを示すシグナルから、親の教育投資の多寡を示すシグナルへ
- たばこ税増税は、密輸品を未成年に売る非合法ビジネスの裁定機会を高める。
2009/11/15
吉本佳生(2007)『スタバではグランデを買え!』ダイヤモンド社
- 取引コストが一物一価を阻む。
- 所得格差より資産格差が深刻。
- 子供医療費無料化は、小児科の混雑を増し、母親の機会費用を高め、祖母付き添いの事案と母親付き添いの事案との間の不公平を高める。小児科医を増やす方へ投資すべき。
2009/11/14
橋本和彦(2009)『3本線ノート術』フォレスト出版
できる子が持つ3つの力
- 制限時間内で自分の解ける問題はすべて解く時間管理の力
- 難しい問題を解くときに、自分なりの問題解決の方法を持っている
- 生まれて始めてみるような問題も、推論や仮定を繰り返し当てはめて、論理的に解く発想の仕方を知っている
- モチベーションにかかわらず、すべきことを着々とこなす自動化する力
- 勉強内容を定型的なルーチンに落とし込んで単純化する力
- 自分の勉強を振り返って身についたかを自己測定する力
問題解決の基本は、問題を構成している要素や条件を確認すること(例:リバースエンジニアリング)。
発想力は、すでに知っていることを組み合わせて、新しい思考を構成し、形として表現すること。その基本は、問題解決と同じ、問題の要素を分けること。
プレ正解ストック法
崖崩れを3つの面から見る。
2009/11/13
美崎栄一郎(2009)『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』ナナ・コーポレート・コミュニケーション
本書はビジネススキルのノウハウをまとめたものであるが、多くの社会人に既知の内容であり、新規性は見あたらない。
2009/11/12
村井瑞枝(2009)『図で考えるとすべてまとまる』クロスメディア・パブリッシング
- とにかくペンを持って図を書く(慣れの問題)、考えるプロセスでは図は手書き。
- 手書き資料はプロセスを見せる行為で、相手を巻き込む。
- 図のタイトルには乾いたメッセージでなく、具体的なメッセージをつける。
- PPTでは共通する部分をくくってみせる、重要度の高いものから濃い色を使う。
- ツリー(分解)
- マトリックス(分類)
- 表(会議、項目だけ書いて記録)
- 比較
- 線表(時系列)
- 要素○(コンセプト)
- プロセス(縦軸は項目、横軸はホームペース矢印)
2009/11/11
上杉道世(2009)『大学職員は変わる―東大SDトータルプランの実践』学校経理研究会
本書は、東大事務局長を務めた著者が、大学職員の育成・改革について、自身の経験に沿って総合的に述べたものである。本書は、東大の事例や実際の経験を元に書かれているが、それと共になぜそのように取り組んだかを筆者の視点で述べており、国公私を問わずすべての事務職員が一度は目を通すべきであろう。本書は、大学改革のノウハウや理論をまとめたものではないが、大学改革のアイディアが豊富に詰まっており、思考を支える素材・土台になることは間違いない。また、大学職員の研究テーマのアイディアの宝庫としても活用できるだろう。
- なぜ、真理探究の場である大学の教授会が、文科省がだめの一言であっさり思考停止になり、議論を終わっているのか。事柄が成就市内原因の多くは、学内で意見がまとまらないからではないか。
- 大学職員向けの改善の基本的視点
- 組織の活力の発揮と職員個人の職業生活の幸福の実現が両立できるようにする。
- 各職員が、東京大学の教育研究を支える一員として、採用から退職までの間、能力を向上させつつ、手応えのある職業生活を送れるようにする。
- 各職員が、自分の得意分野、専門分野を持ちながら、東京大学の仕事全般への視野も持てるようにする。
- 各職員が、指示されたことをやるだけでなく、自分の意見を持ち、創意工夫を発揮できるようにする。
- 各職員が、周囲の人々と気持ちよく理解しあい、支え合い、喜びを分かちあえるようにする。
- 各職員が、心身ともに健康で、誇りを持って人に語りうる仕事ができるようにする。
- 職員ミッションにおける東京大学職員7か条
- 東京大学職員であることの自覚、誇りを持つ。
- 広い視野を持ち、状況変化に柔軟に対応する。
- 自ら考える力を持ち、行動する。
- 得意分野を持ち、積極的・意欲的に業務を遂行する。
- 向上心を持ち、自己啓発、自己研鑽する。
- 改革・改善を積極的に推進する。
- 職業生活に幸福感が得られるように努める。
- 世代間ギャップを埋めるための、幹部職員行動指針
- 方針・目標の策定:幹部職員として高い視点を持ち、その視点を明確な方針として具体化する。また、その方針を部下や関係者が納得する形で浸透させる。
- 状況の構造的な把握と対応策の企画:組織を取り巻く状況と、それが組織全体にどのような意味や価値を持つかを正確に把握・理解し、どのような働きかけをすればよいかを企画する。
- リスクマネジメント・組織コンディションの維持:冷静かつ客観的な姿勢を保ち続ける。
- 判断・決定:明確な根拠を持った、タイミングよい判断を下す。また、実行すべき方策や遂行体制も、現実的か実行可能かを間違いなく判断する。
- 組織統率:組織の中に相互信頼関係を作り上げ、チームとしてまとめ上げる。
- 部下の育成・管理:部下に気づきを与え、業務を通じて計画的に部下の業務遂行能力と人間性を高める。モチベーションの向上に努める。
- 業務改善の推進:教務の問題点・改善点を掌握し、改善点への積極的取り組みと、省力化・費用対効果を念頭に置いた業務改善。
- 問題のある職員へは、まず上司が正面から向き合うことが第一歩。
- 教員を変える手法は、
- 現状、課題、対処方針、将来構想を明確に情報提供。教員と執行部の意見交換の機会を持つ。特に初任の部局長との懇談。
- 受け入れやすい名称や形態による、経営、教育力向上、危機管理の研修。特に初任者研修。
- 部局運営を少人数のチームで運営、教授会は教育研究上の課題の審議と、経営上の伝達事項の場のみとする。教員が雑務という会議を返上させる。
- 教員の行っていることの見える化。活動報告書の情報公開、研究室のガラス張り化。
- 教員評価の仕組みと、学生・職員・同僚から見える仕組み。
2009/11/10
全国大学高専教職員組合(2009)『大学破壊―国立大学に未来はあるか』旬報社
本書は、国立大学への運営費交付金削減がもたらす様々な弊害を指摘し、問題として取り上げるものだが、論理的に出された具体的な改善策がなく、示唆に乏しい。
たとえば、高い質を発揮する教育研究は、多様で広範に伸張する裾野があってこそ築くことが可能であると言うが、なぜそうなのかを論理的に示さなければならない。基本的に事実データと、論理的に説明されない筆者の主張の組み合わせで本文は構成され、分析や考察がされないため説得力がない。
著者はほぼ全員研究者であるが、高等教育分野の研究者でないためか、新聞報道以下の内容となってしまっている。
たとえば、高い質を発揮する教育研究は、多様で広範に伸張する裾野があってこそ築くことが可能であると言うが、なぜそうなのかを論理的に示さなければならない。基本的に事実データと、論理的に説明されない筆者の主張の組み合わせで本文は構成され、分析や考察がされないため説得力がない。
著者はほぼ全員研究者であるが、高等教育分野の研究者でないためか、新聞報道以下の内容となってしまっている。
2009/11/09
関根雅泰(2007)『これだけはおさえておきたい仕事の教え方』日本能率協会マネジメントセンター
本書も、近年多い職場における部下育成にあたってのノウハウをまとめたものである。
- 仕事を教えることは学び方を教えること、要するに自分でPDCAが回せるようにすること。
- 仕事はチームで教える。
- 新人には大変さを認める言動をとる、仕事を任せる、新人なりの案を聞くが原則。
- 教える基本は、質問型コミュニケーション。
2009/11/08
関根雅泰(2009)『教え上手は、学ばせ上手』クロスメディア・パブリッシング
- 人に教える難しさは、人とコミュニケーションする難しさ。
- 教え下手の共通点は、相手のことを考えない自分本位な点。教え上手は、相手本位。
- 自分が好む対人スタイルを相手にも強要しがちだが、相手にあった接し方をする。(行動型:目標達成重視、分析型:思考重視、友好型:対人関係重視、感覚型:称賛・注目重視)
2009/11/05
2009/11/04
中尊寺ゆつこ(2008)『やっぱり英語をしゃべりたい!』ちくま文庫
本書は、著者の英語学習経験をまとめたものである。
著者の基本的な主張は、文法の学習こそが基本であるという点にある。
楽して英語が上達するなら、誰でも上達できる。地道で苦労なしに獲得できないからこそ、多くの人にとって難しい。だから、基本に忠実に、地道な語彙の獲得をすべき。
著者の基本的な主張は、文法の学習こそが基本であるという点にある。
楽して英語が上達するなら、誰でも上達できる。地道で苦労なしに獲得できないからこそ、多くの人にとって難しい。だから、基本に忠実に、地道な語彙の獲得をすべき。
登録:
コメント (Atom)