本稿は、米国で先行して取組んでいるウェブによる授業評価アンケートについて言及した論稿である。
米国で、オンライン回収を実施している大学の特徴としては、規模が小さい、宗教的ポリシー等特色のはっきりした大学である、コンピュータ関連の研究領域に強いという特徴があり、大学規模が小さいために学生および教員への周知が容易である、学生および教員が比較的等質であるために大きな変化への適応が容易である、コンピュータを使う環境に抵抗がない、という導入上の長所があるという。
日本でも近い将来、必ず取組まれると思うが、米国の経験に基づけば、回収率を高める工夫が必要であるという。米国では、学生が授業評価の意義をよく理解しているため回収率が高い(個人的にはそうは思わないが)。また、日本の学生は一学期に履修する授業数が多く、回答の負担を軽減しなければ回収に影響が出る。米項では、回答者に抽選で賞品を出すような動機付けまでしているようである。費用面では、10年単位で見れば確実に安いので、中期計画を立てて導入すべきである。カーネギーメロンでは、紙からオンラインへの移行に3年かけたという。