Croucher, G. & Woelert, P. (2016), Institutional isomorphism and the creation of the unified national system of higher education in Australia: an empirical analysis, Higher Education, 71, 439-453
- 組織同型化を実証する。
- オーストラリアではドーキンス教育大臣在任時の高等教育改革が、同型化を促進したと考えられている。
- 同型化は、高等教育では模倣的が多いと言われているが、強制的と思われる。
- 同型化の実証を、組織構造、教職員数、入学者数の3つで行う。
- 1987年(ドーキンス改革前)と1991年(ドーキンス改革後)を比較する。
- 年次報告書等から1987、1989、1991のデータを収集。
- 対象は31大学、3グループに分けて収集。
- グループ1=1960前設立、研究型8校
- グループ2=1960後設立、ドーキンス改革前設立、11校
- グループ3=1987後設立、ドーキンス改革以降、高等教育カレッジの転換・複数移管合併
- 変動係数(Coefficient of Variation)に注目
- CV=s/x_mean
- sは標準偏差、x_meanは平均
- 母集団が均一だと、標準偏差が平均より小さくなる、標準偏差が大きいと母集団の均一性が低く多様性が高い
- アカデミックユニット
- ディビジョン、ファカルティ、スクール、デパートメント等の名称
- 1層か2層が基本
- 2層=統合的なユニットが頂点、その下に専門的なユニット
- 1層=2層の2つの学術的・組織的機能が見かけ上1つのフラットになったもの
- 87~91は学部・学科の2層構造が一般的
- 87年=13/19校が2層、研究大学は全て2層
- 89年=16/23校が2層
- 91年=20/31校が2層
- グループ2について
- 87~91は、ユニットの数は9で安定、多様性の増加はわずか
- 87~91=グループ2のユニット数はグループ1と同様少ない
- 全体の中ではグループ1より急成長(22%増>11%増=グループ1)
- 主要な学問分野はカバー、特に法学・看護学が急増
- グループ3について
- 学生数
- 学生巣は増えたが、変動係数は安定(87→91:7699人→12068人、CV51→56)
- 学生数が大幅に変化したのは保健分野
- 教職員数
- 教職員の分布は多様化(88年19大学平均教職員1338人→91年全平均1289人、C63→68)
- 議論
- 垂直的な組織は均一化(フラット大学は2層化へ移行)