林隆之(2018)「内部質保証システムの概念と要素:先行研究のレビューと「教育の内部質保証に関するガイドライン」の定位」『大学評価・学位研究』19,3-22
- 内部質保証における質
- 非凡さ(Exceptional):議論の余地なく他大学より特別、あるいは、高水準・卓越(Excellence):優秀な入学生・優れた教育環境・優秀な卒業生(プロセスは入らない)
- 完全性:プロセスにおける無欠陥
- 目的適合性
- 投資に見合う価値
- 変容(学生への付加価値)
- 質保証機関は3つめを重視する傾向がある→内部質保証はPDCAサイクルを基本にする傾向がある。
- 政府等は4つめを重視、5つめこそ重視すべきという主張もある。
- 結局ステークホルダによって重視する質は異なる→異なる視点を広く考慮せよ。
- 内部質保証における保証
- 点検によって目的・水準が達成されていることを確保し、アカウンタビリティと改善に資すること→実際は3つの意味も含まれる。
- 質向上を含む、質文化の形成を含む、質に関する価値・信念・責務を共有しているという文化的・心理的要素を含む。
- なぜ外部質保証だけではダメなのか?(Kis 2005)
- 改善に必要なニーズを把握し、実現手段についての知識が得られる。内的モチベーションを持てる。(外部=説明責任、内部=改善)。
- 内部質保証が機能する条件
- 教員自身がオーナーシップを有すること。
- リーダーシップ、パートナーシップ、コミュニケーションがあること。
- 教員の自己評価能力が高いこと。