2018/12/23

ウィリアム・デレズウィッツ(2016)『優秀なる羊たち: 米国エリート教育の失敗に学ぶ』三省堂


  • アメリカ高等教育の起源:イギリスのカレッジ・ドイツの研究大学=2つの異なる教育機関の使命を受け継いでる。
    • もともとカリキュラムは古典中心、人格形成が目的 → 時代遅れに感じられる → 科学に焦点を当てた知識工場
    • その結果:専門別の学部、教授職の階級、テニュア権、博士号
    • その一方でグレートブックス、コアカリキュラムなど一般教育保存の活動
    • → 現代アメリカ高校教育の根源にある折衷:リベラルアーツカレッジをリサーチユニバーシティの中に収めようという考え方はうまくいかないことがわかった。
    • 教員は研究のトレーニングしか受けていないため。
  • 真の教育は履歴書ではなく、いくつかの疑問を抱えた状態で世に送り出すこと。
  • エリートの間でのリーダーシップとは、責任感、名誉、勇気、粘り強さ、献身的態度など、貴族階級の価値観を意味していた。
  • リベラルアーツは、知識の追求を、それ自体を目的として行えるようにするための訓練である。リベラルアーツを学ぶことは、知識がどのように創られるかを学ぶことであり、人はそこで知識を得るのではなく、知識を論じる。
  • 自然科学の命題:これは真理だろうか?⇔ 人文科学の命題:これは私にとって真理だろうか?
    • 人文科学の知識は、人が感じる現実に関連している。
  • 考えることは一つの技能。ボールを打つのと同じ。それを本やビデオでは学ばない。だからオンラインでは学べない。
  • 学生指導の誤解:教授は学生に話すのではなく、彼らの話を聴く。
  • 授業を学術畑の季節労働者に任せるのではなく、本物の教授を配置しないといけない。